1. まえがき
月の巡りが一巡して再び新月期がやってきました。
今回の新月期は3連休、そして、天候は稀に見る快晴予報だったので2夜連続での天体撮影へとお出かけしてきました。
巡った場所は、大分県の「長者原 タデ原湿原」、熊本県の「阿蘇山 草千里」、そして、大分県の「天狗ヶ城」からの夏の天の川撮影のためにナイトハイクをしてきました。
そんな中、天体撮影記 123夜から125夜でそれぞれ各地を巡って撮影した写真を紹介していきたいと思います。
と、最初の「長者原 タデ原湿原」の紹介前に
ちょっと遅れての話題になりますが、Canonより、「EOS R5」の開発発表がされましたね。現段階で公表されているスペックとしては、45MPのCMOSセンサー、ボディ内手ブレ補正、電子シャッターで20コマ/秒、動画は8K、デュアルスロット等々今までの出し惜しみは何だったんだ?というハイスペックモデルに…(EOS Rは完全に間に合わせのために出された感じですね…。下取り交換してくれないかな…。)
とりあえず、ソニーに乗り換えようかと考えていましたがこのスペックだと乗り換えずにそのまま「EOS R5」を導入しようかと考えています。ただ、「EOS R5」のダイナミックレンジとかに関してどれほど進化したのかが気になるので様子見してから購入するかは悩みどころです。
値段もこのスペックなら50万超えてきそうな気がしなくないですしね…。
ただ、RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMやRF24-105mm F4.5-7.1 IS STMなどの軽いレンズが出ているのでこれまでのEFレンズ資産を売っぱらえば導入自体はそれほど多くの出費をせずに買えそうです。EOS Rに関しては予備機として使えますしね。
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMの重量はまだわかってないですがおそらく1kg前後ではないかなぁと。
そうなるとEOS R5とRF15-35mm F2.8 L IS USM+RF24-105mm F4.5-7.1 IS STM+RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMで小型・軽量かつ超広角から望遠までをこなすことができるシステムが完成するんですよね。結局撮影は星メインで望遠とかは昼間の明るいうちに使うのでまあ多少暗くても問題ないと考えるとこのシステムはかなり魅力的…。やっと理想のシステムが完成しそうです。
CP+がコロナウイルスで中止になってしまったので現物は当分見られないですが、早く詳細なスペックが知りたいですね。
さて、話題を戻して 長者原 タデ原湿原からの星空を紹介していきたいと思います。
ただ、今回の長者原 タデ原湿原は下見も兼ねています。
2. 長者原 タデ原湿原周辺の空の暗さ
九重連山の麓であるため、街明かり等の光害は非常に少ない。そのために夏の天の川のみならず淡い冬の天の川を観測できる。
その一方で、温泉街からの光害がどうしても目立ってしまう。天の川が上がってくる方角には、目立つ温泉街の光害はないもののやはり気になってしまう所でした。
それでも駐車場から比較的近く、トイレ等もあるので初心者が初めて天体撮影に訪れる場所としては非常にいいところだと思う。
3. 大分県 長者原 タデ原湿原から冬の大三角形
最近、ブログのタイトルで良いのを思いつかない悩みがあります笑
まあ、そんな悩みはとりあえず置いといて、長者原 タデ原湿原から冬の大三角形を
もう春間近に迫った夜空では、冬の星座は夕方でも天頂に近い空へと上っていきます。
そのためか、15mm画角であっても地上風景と冬の大三角形がギリギリ横構図で入る時期です。ただ、これ以降は横構図でうまく組み合わせられなかったんので縦構図が続きます。
シリウスの真下にあるのは1700m級の九重連山が一つ、「三俣山」になります。
ちょっと気になるのがビジターセンターの光害ですね。この日は湿度も高く靄っていたのでなおさら光害が目立っていました。
次はちょっと移動して、タデ原湿原内の木道からの星空です。
新月期で月明かりがないのですが、地上風景はタデ原湿原付近にある温泉街の光で照らされているため薄っすらと浮かび上がります。
こちらは車道からのライトの明かりで地上風景が照らされています。
月明かりがあれば自然に地上を浮かび上がらせたり出来るのですが、その分星の多さは新月期には敵わないのでそこらへんの配分が難しいですね。
4. あとがき
今回はここまでです。タデ原湿原は下見です。また、5月の下旬ごろにミヤマキリシマの撮影で訪れる機会があるのでその辺でタデ原湿原と夏の天の川を狙ってみようかと思っています。
次は、3度目となる阿蘇山と夏の天の川リベンジの記事になります。
星空撮影の教科書 ~星・月・夜の風景写真の撮り方が、これ1冊でマスターできる! (かんたんフォトLife)
- 作者: 中西昭雄,MOSH books
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/05/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
5. 使用機材