前回:
天体撮影では多くの方が訪れた事のあるだろう有名なスポット渋峠に初めて天体撮影で訪れました。前々から訪れたく思っていた場所ですが、天候と時間とその他の撮影地を優先していてなかなかいいタイミングに恵まれずずっと訪れていませんでした。
今回、GPV予報では全般曇りの予報の中、僅かながらの希望を抱いて渋峠へ向かいました。ただ、予報通り到着したら全体的に曇り…。絶望し諦めかけましたが、1時間ほど経つとだんだんと晴れていき、最終的には天の川を撮影することが出来ました!
またもや、GPVに打ち勝った!と思いましたが、晴れの神様はそうそうお恵みを与えてくれずすぐにガスが発生し、翌朝までずっとガス状態でほとんどいいのが撮影できませんでした。
本当は、白根山の湯釜と星も撮りたかったんですがあいにくの天気、次回に持ち越しです。また、撮りに行く楽しみが残ったのでこれはこれで良かったかもしれません。
撮影地(渋峠)について
渋峠は横手山と白根山の間にある峠で、国道292号線は日本一標高が高い地点(2172m)にある国道です。ちなみに自動車車両が通行できる日本最高所の峠は山梨県と長野県にある大弛峠になります。峠ではなくて標高が一番高く車でいけるところとしては、乗鞍岳の畳平 標高2702mがかつてありましたが現在は環境保護のため車の乗り入れは禁止になっています。
渋峠は11月初頭から4月下旬までは冬期閉鎖されますのでその点も注意が必要です。
渋峠の撮影場所としては、車が10台ぐらいしか停められない場所にあり、休日だと撮影地に到着しても車がいっぱいで停められないって場合もあります。(自分が訪れた時とほぼ、満車状態でした)そうなると、少し離れた場所に車を停めるしかなく歩いて撮影地へ向かうしかありません。
特に、紅葉などの時期はかなり早めの時間に訪れないと恐らく撮影出来ない状況に陥る可能性が十二分にあります。
また、星空の観測だと、渋峠にこだわらず近くの駐車場や白根山の湯釜付近でも綺麗な星空が見れます。ただ、渋峠からだと草津の夜景とかも見れるのでデートだと渋峠の方が良さそうかも…。また、トイレ等などもなく長時間過ごすにはやや辛い場所。景色はいいんですけどね。
それと気温の問題もあります。真夏でも気温が20度を超える事がめったにないそうで、秋が訪れる8月後半でも10度近くになるので装備は冬用装備を用意した方が無難でしょう。
また、紅葉の季節などは特に夜から明け方の気温がマイナスになる可能性が十二分とあるため防寒対策はしっかりとしないといけないです。
撮影地の空の暗さ
有名ポイントなので空の暗さはかなり暗いと勝手に思っていましたが良く良く考えると草津温泉街が麓にあるのでそこからの光害が結構あります。
天の川は目視可能ですがめちゃくちゃ暗い空って感じではありませんでした。
天体写真 作例
↑木々の隙間より北斗七星を
まずは、北側の空の北斗七星になります。雲の中にちらっと流れ星も入っています。
個人的に北斗七星(おおぐま座の背中から尻尾)は大好きな星座でだいたいの撮影地で北斗七星の構図を撮っています。
ここでは木々の隙間に丁度北斗七星が入る様な構図がありました。
渋峠は到着後上のような写真のように雲がかかっていましたが、時間が経つにつれ雲が徐々になくなっていき、最終的には下の写真のようにさそり座や天の川の中心をしっかりと捉えることが出来ました。
↑天の川ロード
左手に見える山が白根山になります。8月末になると天の川は立っていてさそり座等は22時ぐらいには沈んでしまいます。
渋峠は天の川が横たわる5月ぐらいの撮影が良さそうです。
念願だった渋峠訪れることが出来て良かったですが、白根山の湯釜との天体撮影が未だに出来ていないのでまた訪れたいと思います。
今回の撮影でのレンズは全てタムロン15-30mm F2.8を使っています。
TAMRON 大口径超広角ズームレンズ SP 15-30mm F2.8 Di VC USD ニコン用 フルサイズ対応 A012N
- 出版社/メーカー: タムロン
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勝手に撮影地評価