今週のお題「カメラロールから1枚」
1. まえがき
気温も5月に入ってから急激に上がり、半袖で過ごす日々も多くなってきました。
今回は春の夜に咲き誇る藤の花と北斗七星の星景写真になります。これまで、4月から5月にかけて桜と星景をメインとして撮影してきましたが、藤の花と星の組み合わせは今回が初めてとなります。
藤の花の名所は、限られており星が綺麗に見える場所には中々咲いていません。そのため、撮影地探しに苦慮していましたが、実は近所に藤の花が咲き誇っている場所を偶然見かけたので行ってきました。ちなみに現在の住まいは、空の条件が良ければ夏の天の川を撮影できるぐらいの空の暗さがあります。
さて、前回に引き続き今回の「地上天気図」の記録を見てみます。
(天気図参考は気象庁|過去の天気図より)
天体撮影記第130夜と似たような感じで大陸からの高気圧が移動してきたことにより晴れました。乾いた空気のおかげかこの日の前後は快晴の日々が続き、天体撮影にとっては最高の条件が続いていました。
春先では予報天気図とかみて撮影の計画を立てる際にはこのような気圧配置になると快晴になると考えても良さそうですね。
2. 春の夜に咲き誇る藤の花と北斗七星
「春の夜に咲き誇る藤の花と北斗七星」
ここ5,6夜ほど夏の天の川中心の記事になっていましたが、今回は、藤の花、そして北の空に浮かぶ北極星が主題となります。
藤の花に光が当たっていますが、これは下にある街灯によるものです。その街灯の影響も思った以上になく星空と地上の藤の花のバランスが取れたと思っています。
「春の夜に咲き誇る藤の花と北斗七星とアルクトゥルス」
広角で撮影してみました。北斗七星の他に春の星で有名なアルクトゥルスもこっそりと写っています。そして、満開の藤の花はあまりにも美しく心が癒されます。
「枝垂れ藤の花と北斗七星」
ローアングルで藤の花と北斗七星を撮影しました。前景と星空別々に撮影して合成しようかと思いましたが、今回はF5.6ぐらいまで絞って撮影しました。
しかし、春先でここまで空のクリアさがある日は中々ないので少し驚いています。
だいたい春霞でいつも悔しい思いをするので…
「枝垂れ藤の花と北斗七星」
北斗七星は基本的に2等星で構成されています。左からドゥベ、メラク、フェクダ、メグレス(3等星)、アリオト、ミザール、アルカイドの7つ星になります。
空が暗いところだとミザールのすぐそばにある4等星のアルコルもはっきり見ることが出来ます。また、アルコルに関しては歳を取り、視力が落ちてくると見えなくなってくるので「寿命星」などとも呼ばれているそうです。
「枝垂れ藤の花と春の大三角形」
春の大曲線とも並ぶ春の目玉である春の大三角形と枝垂れ藤の花の構図です。
春の大三角形の構成は、「うしかい座」のアルクトゥールス、「おとめ座」のスピカ、「しし座」のデネボラになります。春の夜の南東側にあるので是非見つけてみてください。
ただ、デネボラが2等星になるので、街明かりがある中ではやや大三角形は見つけにくいかもしれません。
「枝垂れ藤の花の下より星空を眺めて」
「枝垂れ藤の花と北斗七星を眺めて」
最後に藤の花と北斗七星の縦構図バージョンを
3. あとがき
ほぼほぼ藤の花が満開になった時に最高の条件の中で星空を撮影することが出来ました。今回北斗七星メインでしたが、来年は星の軌跡写真を作ってみようかと思っています。
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4. 使用機材