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3泊4日 33L登山ザックでの北アルプス 雲ノ平縦走 登山装備紹介

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1. 3泊4日 33L登山ザックでの北アルプス 雲ノ平縦走 登山装備紹介

starryheavens.hatenadiary.jp

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2020年9月の北アルプス 薬師岳~雲ノ平~祖父岳〜水晶岳~鷲羽岳~黒部五郎岳縦走についてようやく書き終えました。

3泊4日の北アルプス縦走については、いかに軽量化を測り負担を少なくするため、必要な登山装備を切り詰めて33Lの登山ザックで挑みました。

登山装備の軽量化の目標としては、カメラ機材込みで登山装備を15kg以内に抑えるように組んでいます。(通常の3泊4日のテント泊装備+機材込みだと20kgを超えてくると思います。)

取捨選択にかなり悩んだ中で揃えた装備について今回紹介していきます。

もちろんまだまだ甘い部分が多いので今後も装備をちょくちょく変えていく予定です。

2. 3泊4日登山装備

3泊4日の登山装備についてまとめた表になります。

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少し皮算用部分の箇所もあるのですが、15kg以内に抑えています。

登山靴については、背負うものではないので今回は重量として入れていないですが、入れても15kg以内には収まっていると思います。

今回持っていた装備類は下の写真になります。ただ、これ+追加で足したものもあります。 

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ガス缶についてはPG-110を予備と考えて2個持って行ったけど1個は完全なお荷物になったので、3泊4日でも1個で十分だったと思います。ただし、ガス缶の予備減らすなら火を使わないような食料を持っていくようにしないと万が一が怖いですね。

それとスポンジについては、2個も必要なかった…。スポンジについてはテントについた結露とかを取り除くために持っていきました。

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服はこんな感じですが、ズボンを入れ忘れてた。ここから追加でフリースとアルパインパーカーを追加しています。

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ご飯類はこんな感じ。レトルトカレー多めに持って行ってます。調理簡単でおいしいですが、重量結構増えるので今回の縦走には適してなかった。ただ、アルファ米使用のレトルトよりかは食べやすかったので今後どうするかは悩みどころ。

予備食料はカントリーマームを持っていきましたが袋で小分けされている柿の種の方が良かったかも。

亀田の柿の種 1500g(75g×20袋)

亀田の柿の種 1500g(75g×20袋)

  • メディア: 食品&飲料
 

ボトルに柿ピー入れてる人もいますが個人的には配分がわかりやすい小分けの袋を持って行った方がいいかもしれません。

2.1 テント(ツェルト)

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(写真は九重連山の坊がつるで別撮り)

テントというよりもツェルトになりますが、今回は軽量化を兼ねてヘリテイジのクロスオーバードーム 2Gを購入しました。

自立式ツェルトでポール含めて690g、更にシングルウォールなのでコンパクトな収納もできるところを考えて購入。

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入り口は横と縦の両方のタイプがあるみたいですが、自分は横から開くのが好きなので横開きタイプにしました。

 

雲ノ平縦走においては、設営もパッとできて、撤収もめちゃくちゃ早くできたのでこれは買って正解でした。

居住性もテントに引けを取らないほどです。ただ、入り口部や空気穴にメッシュがないので虫が入ってきたりします。なので、虫が多い森の中とかで使用すると悲惨なことになる可能性も…。

それと風にはやはり弱いと感じました。まあ、あくまでもツェルトなのでそこは目を瞑るしかないです。

それとシングルウォールの弱点であるテント室内の結露なんですが、雲ノ平縦走中は条件が良かったのか全くありませんでした。これも使用環境によると思いますが、十分に使えるレベルです。

注意点としては、クロスオーバードーム内でのクッカー使用は厳禁です。換気性能が良くないので場合によっては酸欠になります。

 

あとは…フロントフライとかを今回持っていかなかったので靴を外に出しっぱなしにしていましたが急な雨とか降られたらやばかったですね。ただ、そのために家庭用のでかいゴミ袋を持っていって最悪の中に靴とか濡れちゃダメなのを入れることも想定していました。

 

値段は4万ちょいとツェルトにしては高いですが、軽量化を求めている人に取っては間違いなくオススメの一品だと思っています。ただし、あくまでもツェルトなのでそこは理解の上での使用が必要ですね。

こちらは今度も末長く使っていこうと思っています。

 

2.2 寝袋

寝袋はモンベルのダウンハガー800 ハーフレングス #3を新たに購入しました。

この寝袋は少し特殊でみぞおち部までしかダウンが入っておらず、上部は生地のみの構造となっています。そのため、ダウンウエアとの組み合わせで使う寝袋になります。

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魅力としては重量がスタッフバック込みで439gと軽いところ、そして何より通常の寝袋よりもコンパクトに出来るところです。33Lのザックだと容量が本当に限られているのでなるべくコンパクトな寝袋にしたいということで選んでいます。

ザックの容量がもう少し大きければダウンハガー 800でも良かったかもしれません。

ただ、夜間の撮影とかで上下ダウン持ってくことが多いので、それならと思いハーフレングスにしたのもあります。

寝心地については、気温8度ぐらいまでなら上下ダウン着込めば問題なく寝れましたが、やはり上の部分に寒さを感じました。

しかし、撤収の手間隙や荷物の軽量化を図る上では、絶大な効果があったと思っています。

今回の使用は秋山だったのですが夏山登山で荷物の軽量化をするなら選択肢としてはいいかもしれません。しかし、尖った製品なので、十分考えての購入をオススメします。

 

と、実はもう一つ気になっていたのがナンガ(NANGA)のミニマリズム180です。こちらは上下にダウンが入っていながらも重量が325gと恐ろしいほどの軽量化ができます。

が、お値段5万以上なのとファスナーがちょっとしか空かないらしく寝袋に入りにくいというデメリットもあるみたいです。それでも上下ダウンなので今後購入する可能性がありそうです…。ただ、一回実物を見てみたいですね。

 

2.3 防寒具

上はマムートのダウン、下はモンベルのライトアルパインを持っていきました。

重量は上下合わせて616gで、コンパクトに収納できました。ダウンパンツについてはこれまではローガンダウンパンツと重さ627gと秋山登山にしてはオーバースペックなものを使用していたので、ライトアルパインパンツにして正解でした。

使用としては、夜間の天体撮影時と寝る時に使用。特に秋山の夜間は一気に冷え込むのでダウンは必ず必要になってきます。

 

2.4 レインコート

レインコートに関しては、ワークマンの最軽量レインコートを持っていきました。重さは上下合わせて390gとかなり軽いです。

ワークマンのレインコートは日常でも使っている時があって防水性能については全く問題なく使えていました。

軽いし安いし性能十分なので、ワークマンのレインコートでも十分だと思います。

 

2.5 マット

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 テント内でのマットは前から気になっていたNEMOのテンサーインシュレーテッドを購入。

身長は172cmあるのですが、ミディアムでの使用で問題なかったです。

膨らませる時は専用の空気入れが付いているのでそれを使えば簡単に空気が入りますが、それでも膨らませるのには少し時間がかかります。

 

重さは390gとマットの中では軽量でかつ収納時は500ミリペットボトル以下のサイズになるので荷物を軽量・コンパクト化したい人にとってはオススメのマットです。

寝心地もこれまで銀マットを使用していましたが段違いにいいです。空気層が地面からの冷却を防ぐので寒さを感じないですね。

しかし、空気が抜けていく(穴は空いてないはず)ので定期的に空気を入れ直す必要性があります。それと、一回穴が空くと補修を現地でしないと使い物にならないのがデメリットですね。今回の縦走では穴が開くことがなかったのですが、空いたらめんどくさかったかなと。

それでもその欠点を補える重さと空気を抜いた時のコンパクトさは重宝しました。

 

3. 撮影機材関連

3.1 カメラ

EOS R6をメインに予備にEOS Rを持って行っています。

Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R6 ボディー EOSR6

Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R6 ボディー EOSR6

  • 発売日: 2020/08/31
  • メディア: Camera
 
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R ボディー EOSR

Canon ミラーレス一眼カメラ EOS R ボディー EOSR

  • 発売日: 2018/12/07
  • メディア: Camera
 

重さは二つのカメラを足して1340g(1.34kg)なので、結構な荷物になります。

結局のところ、EOS R6しか使わなかったのでEOS Rは使用しなかったのですが、やはり予備機はどうしてもあった方が安心なので持って行っています。

軽さにさらにこだわるならEOS RPもありだと思うのですが、バッテリーがEOS R6と共有出来ないのが残念なところ。

本来ならばEOS R5をメイン、EOS R6をサブにする予定でしたがこの時はまだEOS R5が届いておらず北アルプス 雲ノ平縦走には間に合いませんでした…。

 

バッテリーは予備含め4本持っていきました。3泊4日で全て使い切りましたのでもう少し予備のバッテリーを増やしてもいいかもしれません。

 

EOS R6に関しては、高感度性能も良いの画素数が少ないのでSDカードの容量的にも結構枚数取れるのがいいところです。

特に星景写真については、EOS R6は旧来のEOS 6Dの純粋な後継機だと思っています。8Kに拘らなければEOS R6で十分だと思います。

 

個人的にはセンサーEOS R6でボディがEOS RPのカメラが出て欲しいとこっそり思っています。

まあ、今現在フルサイズカメラで登山に持っていくならソニーのα7Cが最適解だと思いますが…。

 

3.2 レンズ

レンズはCanonの純正RFレンズを持って行っています。

1. RF15-35mm F2.8 L IS USM

CaNn RFレンズ RF15-35mm F2.8 L IS USM ブラック

CaNn RFレンズ RF15-35mm F2.8 L IS USM ブラック

  • 発売日: 2019/09/30
  • メディア: エレクトロニクス
 

2.RF24-105mm F4-7.1 IS STM

Canon 標準ズームレンズ RF24-105mm F4-7.1 IS STM EOSR対応 RF24-105ISSTM

Canon 標準ズームレンズ RF24-105mm F4-7.1 IS STM EOSR対応 RF24-105ISSTM

  • 発売日: 2020/04/30
  • メディア: エレクトロニクス
 

この二本の組み合わせで超広角から標準〜望遠までを撮影することができるのでだいぶ重宝しました。

重さも二本合わせて1135gなのでかなり軽いです。今回の縦走でこの二本の組み合わせで困ったことはほとんどありませんでした。

ただ、個人的には軽い超広角単焦点をもう一本レンズシステムに組もうと思っています。

候補としてはサムヤン14mmのRF版ですね。ただ、Canonから広角単焦点で軽いのが出るならそちらを購入したいと思っています。

 

3. 三脚 

三脚はLeofotoのLS-225C+LH25を持っていきました。

 重量が1070gなのでこちらもかなり軽いです。

ただ、三脚の高さがないところが若干のデメリットですね。

詳しいレビューについては以下の記事にまとめています。

 

starryheavens.hatenadiary.jp

  

4. 反省点

33Lの登山ザックで挑みましたがやはり完全には入りきらずに一部だけ外付けという形になりました。ただ、機材類がなければ恐らく33Lだけではなくもう少し容量の少ない装備でも3泊4日はいけそうな感じはしました。

それと食料についてですが、カレーのレトルトパウチなどのちょっと重たいものを持っていってしまったのでこれが初期の登りのころに負担になったと思います。

それでも食事は登山中の楽しみなのでどこまで削るかが問題点となっていくのでここは今後の課題ですね。

ガス缶についてはPG-110の1本で十分足りたのでガス缶減らしてガスを使わない食料関連を持っていった方がいいかも。

あと、スポンジは全然使わなかったので2→1つに減らす方向で。

ゴミ袋は重くないしそこまで場所を取らないし、色々使えるので4枚ぐらいは持っていった方がいいのは間違いないです。あとトイレットペーパーの代わりにキッチンペーパーを折り畳んで持っていった方が色々役に立ちそうな感じでした。

 

5. 今後の変更機材

ザックはNikon×millet アイガーグレッチャー33を使用していましたが、ザック自体が1800gと重いのと3泊4日にしては機材込みで考えると容量がやっぱり少ないと思ったので、次はミレーのバックパック クンブ45を購入しようと考えています。 

[ミレー] バックパック クンブ 45(KHUMBU 45) CACTUS
 

 今のところ機材変更として考えているのはこのぐらいですかね?

寝袋をナンガ(NANGA)のミニマリズム180にするのも考えてますがコスパを考えるとどうだか…。とりあえず余裕ができたら買い換える感じでいいかもしれません。

 

6. あとがき

ちょくちょく記事を書いてたけどなんやかんだで結構な月日が経ちました…。

といってもこれから本格的な登山シーズンなので今回の登山装備紹介が何かしらのお役に立てれば幸いです。

といっても結構甘々な部分もあるので参考程度に見てください。

結局自分に合う装備は使ってみないとわからないですからね。正解などなく常に試行錯誤です。