- 1. まえがき
- 2. 大魚神社の海中鳥居について
- 3. 佐賀県 大魚神社の海中鳥居と星空と時々流れ星
- 4. 大魚神社の海中鳥居付近の空の暗さについて
- 5. あとがき
- 6. 勝手に撮影地ランキング
- 7. 使用機材
1. まえがき
佐賀県の大魚神社の海中鳥居と星空を撮影してきました。
実は、大魚神社の海中鳥居については2019年のふたご座流星群の撮影時に訪れていましたが、満月+薄曇りでまともなものが撮影出来なかったために記事にしていませんでした。
そのため、今回はリベンジを含めての撮影となります。
それと今回はおうし座流星群としし座流星群の出現期間だったのであわよくば撮影出来ればなと思い撮影しています。
今回の撮影時の「地上天気図」の記録です。
天気図参考は気象庁|過去の天気図より
大陸からの高気圧のおかげで快晴でしたが、湿度がやや高く澄んだ星空の撮影という形にはなりませんでした。
2. 大魚神社の海中鳥居について
大魚神社の海中鳥居は佐賀県の太良町にある有明海に佇む3基の鳥居です。
大魚神社の海中鳥居については、300年以上前の1693年頃に建立され、現在では30年毎に建て替えが行われているみたいです。
干潮時には3基の鳥居の下をくぐることが出来ますが、満潮時には鳥居の半分以上が沈みます。というものの太良町は「月の引力が見える町」とも言われていて満ち潮と引き潮の差が最大6mほどになるほどです。
満潮時の3基の鳥居が沈む風景は写真家にも人気でよく撮影されている場所です。また、インスタ映えスポットとしても人気が高いです。
また、大魚神社の海中鳥居のすぐそばには海の中に浮かぶ電柱が見れる「太良海中道路」もありますので写真撮影スポットとしてはかなり楽しめる場所になります。
3. 佐賀県 大魚神社の海中鳥居と星空と時々流れ星
「大魚神社の海中鳥居とオリオン座とぎょしゃ座」
大魚神社の海中鳥居はおおよそ北東の方に向いているので、冬の星座との組み合わせを狙う場合では、冬の星座の昇り始めを狙わないいけません。
しかしながら、写真でも分かるとおり前で紹介した「太良海中道路」の電燈の光害の影響が大きいです。
「夏の大三角形と鳥居」
大魚神社には鳥居は合計5基あります。1基は駐車場の目の前に大きな鳥居、もう一基は堤防から大魚神社の海中鳥居へと向かう道のところにあります。
「大魚神社の鳥居と冬の大三角形」
今季初の冬の大三角形の組み合わせ。冬の夜空を賑わいさせる星ですね。
駐車場目の前にある大きな鳥居の方では「太良海中道路」の影響は比較的少なくなります。
「冬のダイヤモンドと大魚神社の鳥居」
そして、もう一つ忘れてはいけないのが冬のダイヤモンドとの組み合わせ。ただ、撮影できるのは基本縦構図のみになってしまうので構図の作りどころは結構難しい。
画角が10mmとか12mmであれば横構図でもいけるのかな?
「大魚神社の海中鳥居とぎょしゃ座」
「大魚神社の海中鳥居とぎょしゃ座」
「大魚神社の海中鳥居と北斗七星」
干潮時はここまで潮が引きます。海中に浮かぶ鳥居の方が幻想的な光景になりますので海に浮かぶ海中鳥居を狙うなら満潮の時刻を調べておかないといけません。
EOS R5のタイムラプス撮影中に撮影できた「おうし座流星群」と思われる流星。
流星経路としては同じものになります。他にも小さな流星がちょくちょく写っていましたが目立って写ったのはこの2枚だけどの写真でした。
もう一つ紹介するのが恐らくなんですが「しし座流星群」の流星です。流星経路的にもしし座から流れているのでしし座流星群だとは思われます。
しし座流星群の極大日は2020年11月17日21時になので、天候がよければ空を見あげてください。ただ、2001年のような流星雨になる予想はされていませんので1時間に2~3個見れれば良い方かもしれません。
4. 大魚神社の海中鳥居付近の空の暗さについて
有明海に面していますが、佐賀県、熊本県等々の光害の影響を受けます。光害Mapでも数値は1.67と比較的高いですが、天の川も見えるぐらいの空の暗さはあります。
ただ、やはり目立つのが「太良海中道路」の光害でしょうか。ソフトフィルターを使わなければ電柱の光は強調されませんが、星も強調されなくなるのが痛いところです。
夏の天の川は方角的に「大魚神社の海中鳥居」と組み合わせるのがやや難しいので悩ましいところです。
5. あとがき
佐賀県 大魚神社の海中鳥居と星空と時々流れ星の紹介でした。
大魚神社の海中鳥居と星空の組み合わせ無事にリベンジ出来たのですが、思った以上に「太良海中道路」の光害の影響が厳しかったです。
「大魚神社の海中鳥居」と星空の組み合わせを狙うとしたら冬の星座が昇ってくる9月から12月あたりがいいかもしれません。また、北のカシオペア座や北斗七星の構図の組み合わせもおすすめです。
まあ、ここは星をメインとするよりも、朝焼けとかの撮影ついでにって感じの場所でした。
そして、今回の撮影を終えて目星をつけていて簡単に行ける所は殆ど撮影を終えました。
なので、来年は五島列島とかの行きにくい場所での撮影を中心と考えていますので撮影頻度としてはかなり減るかもしれません。
6. 勝手に撮影地ランキング
撮影地の環境:☆☆☆☆☆
空の暗さ:☆☆
撮影地そばに駐車場があり、また、トイレや少し歩けばコンビニもあるので撮影地の環境としては最高です。
一方で空の暗さとしては、周りの光害が多いので少しランクを下げていますが、冬の天の川も見れるレベルなので十分でしょう。
個人的には空が開けているので流星群の観測場所としてはおすすめだと思います。
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