カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

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RF24-105mm F4-7.1 IS STMのスペックや運用方法や値段予想

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仕事and休日の天候不良のおかげで撮影に出られておらず、天体撮影記が書けない日々を送っています。

そんな中で軒下デジカメ情報局、そしてデジカメinfoに情報として上がってきたキヤノンの「RF24-105mm STM」の噂

digicame-info.com

上記記事のURL内に写真があるのですが、レンズのコンパクトさにまず驚きました。フルサイズの24-105mmまでの画角だと比較的大きくなりやすいのですが、かなりコンパクト化されており、EOS RPだけではなくEOS Rにつけてもバランスが良さそうです。

 

この記事では開放F値や重量までの情報は未確定だったのですが、本日のお昼ぐらいに追加のスペックが登場しました。

digicame-info.com

 

ここで注目して欲しいのは望遠端105mmにおいての開放でのF値がF7.1だというところです。

コンパクトさ故に望遠端の開放F値はF6.3になるんじゃないかなぁと思っていましたがまさかの開放F値7.1…。

記事を見て思わず「え?開放F値7.1?」と声を出したほどの驚きでした。

開放F値がF7.1のレンズは記憶のある限りフルサイズ用のズームレンズではなかった気がします。

 

1.  RF24-105mm F4-7.1 IS STMのスペック

少し見難いですが、Canonレンズに絞ってこれまでの24mm~105mmの画角のレンズのスペック比較表を作って見ました。

f:id:Starryheavens:20200211200830p:plain

一部データが不明なところがありましたのでその部分は「-」を入れています。

RF24-105mm F4-7.1 IS STMの開放F値にも注目がいきますが、やはり一番気になるのは重量でしょう。

EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMは約525gだったのが100g以上軽くなり、395gほどとなっています。また、全長も104mmから88.8mmと20mmほどとなり全体的に軽量小型化されています。

 

ただ、引っかかるのがこの軽量小型化で開放F値がわざわざF7.1になるのか?というところです。

この開放F値がF7.1になったのは、スペックの最短撮影距離が従来のレンズが0.45mだったのに対して、RF24-105mm F4-7.1 IS STMは驚くことにMF時には0.13mも寄ることができるようにしたことが一つの要因じゃないかと思われます。

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引用元:

https://drive.google.com/drive/folders/1ZsGlLOUTjeQHWIE11tmZxPpMf_k53kOU 

CanonはEF24-70mm F4L IS USMからこのハーフマクロレンズ*1が始まり、RF35mm F1.8 MACRO IS STMとここ最近は他社との差別化を図るためにあえてハーフマクロのスペックが組み込まれている気がします。確かに寄れないレンズより寄れるレンズの方がテーブルフォトなどを撮影する時に非常に便利ですよね。

 

f:id:Starryheavens:20200211201213j:plain

引用元:

https://drive.google.com/drive/folders/1ZsGlLOUTjeQHWIE11tmZxPpMf_k53kOU 

 また、紹介されている画像では「FOCUS」と「CONTROL」スイッチが切り替えられているようになっています。これによりコントロールリングとフォーカスリングの二つを付けずに全長を短くすることができたと思います。

通常の撮影時ではAF撮影メインなので「CONTROL」でISO感度やその他自分の好みで弄れるようにして、MF時には「FOCUS」にしてハーフマクロで撮影するという使い分けもできるわけですね。

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引用元:

https://drive.google.com/drive/folders/1ZsGlLOUTjeQHWIE11tmZxPpMf_k53kOU 

 RF24-105mm F4-7.1 IS STMは恐らくRとRPまた噂されているR5やR6のキットレンズとなりますが、Canonのキットレンズならではのプラマウントではなく、きちんとした

金属マウントになっているのも好感が持ています。

 

さて、次はRF24-105mm F4-7.1 IS STMの運用方法を考えたいと思います。

 

2. RF24-105mm F4-7.1 IS STMの運用方法

 

といっても本ブログの星景写真ではRF24-105mm F4-7.1 IS STMは恐らく使うことはないでしょう。使用するとしたら旅行時や登山時の記録写真のレンズになります。

現在、旅行や登山で運用しているシステムとしては、EOS RとRF15-35mm F2.8 L IS USM+アダプターを取り付けて、EF24-105mm F4L IS USMを使っています。

このシステムとしての重量はEOS R+RF15-35mm F2.8 L IS USM+EF24-105mm F4L IS USM+マウントアダプター EF-EOS R=660g+840g+670g+110g=2280gとなっており、2kgを超えてしまっています。

もし、このRF24-105mm F4-7.1 IS STMでシステムを組み直すとEOS R+RF15-35mm F2.8 L IS USM+RF24-105mm F4-7.1 IS STM=660g+840g+395g=1895gと400g近くの重量を減らせます。また、重量だけではなくサイズもEF24-105mm F4L IS USMより小型になるのとアダプターが必要なくなるので荷物がかなりコンパクトに纏まります。

 

また、EOS RPの場合だとボディの重さが100gほど軽くなるので更に小型軽量化できてしまいます。

2011年ごろから写真を始めていますが、フルサイズ規格でここまで小型軽量化にまとめられるようになるとは思ってもいませんでした。

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引用元:

https://drive.google.com/drive/folders/1ZsGlLOUTjeQHWIE11tmZxPpMf_k53kOU 

写真にあるようにEOS Rにつけてもバランスが良さそうなので、登山時においての記録写真を撮影するにはかなり使い勝手は良さそうです。ただ、問題点はF値を下げることが出来ないので森の中などの撮影では基本ISO感度を上げての運用になりそうです。

最近のフルサイズカメラのセンサーはある程度ISO感度を上げてもノイジーにはなりにくいのでそこの所の問題点は目を瞑ってもいいかもしれません。

まあ、ここら辺は結構人それぞれの信念によって変わってくるので難しい所です。

個人的にはISO感度を上げずに逆にシャッタースピードを下げてブレ写真を量産するよりかはISO感度を上げた方がいいとは思っています。

 

3. RF24-105mm F4-7.1 IS STMの値段予想

個人的には希望小売価格は6万円で実際の販売価格は5万円ほどになるかなと思っています。これより高かったらちょっと購入を見送りたいですね。

逆に安かったら驚きです。まあ、キットレンズとして出すのでそこまで高い値段にはならないと思いますが。

 

4. RF24-105mm F4-7.1 IS STMはキヤノンミラーレスの反撃の狼煙となるか?

toyokeizai.net

キヤノンソニーに対してミラーレス販売で大幅な遅れをとっており、ミラーレス不振に陥っています。マップカメラ等のランキングでも上位はほぼソニーが占めるほどの人気っぷりです。一方で、EOS Kiss MといったAps-cのカメラはソニーに対して比較的有利な状態を保っています。

これまで登場しているほぼ全てのRFレンズが高級路線に走っているのでこの層を取り込めることが出来ずにいたのですが、RF24-105mm F4-7.1 IS STMの登場によってどのくらいEOS Kiss Mを持っている層に以下にフルサイズミラーレスを買ってもらえるかにかかってきます。

 

ちょっと愚痴

個人的に思うのが、EOS RPと同時にRF24-105mm F4-7.1 IS STMを発表していればもしかするとある程度のシェアは取れたんじゃないかと思います。正直ミラーレスカメラに対しのキヤノンの対応は後手後手すぎて見てられない状態です。

(キヤノンの開発部幹部は何を考えてこういう順序で発表してるのか聞きたい)

RF28-70mmF2はまだしもRF85mmF1.2とかまだまだ先でよかったと思うんですよ。てか、売れてるんですかねRF85mm F1.2 USM DSは…

 

ソニーのαシリーズはタムロン、シグマのサードパティーソニーの純正レンズ、アダプターを介してのオールドレンズを使用できるといったメリットも多く、またセンサーの性能自体もキヤノンは負けています。こういった点でソニーのミラーレスのシェアを奪えるかと言われると正直の所かなり厳しいんじゃないかと思います。

ただ、ソニーのFEマウントに対してCanonのRFマウントの方が将来性がありますので今後の展開次第では完全には取り返せはしませんがある程度は戦えるのではないかと思います。

個人的にはRF24-105mm F4-7.1 IS STMもそうですが、小型軽量な単焦点レンズもはよ!って感じですね。

まあ、今年のキヤノンのカメラ・レンズの発表見てダメそうだったらソニーのαシリーズに乗り換える可能性もかなりありますが…。

だってソニーから12-24mmF2.8が出る噂ありますもんめっちゃ気になる。本当はこういったレンズはキヤノンから出して欲しかったんですが…。

頼むよキヤノン失望売りだけはさせないでくれ…

RF24-105mm F4-7.1 IS STMに対して言いたいところ

小型軽量で久々にワクワクしたレンズですが、やはり望遠端のF値がF7.1ってところがどうしても気になります。昔高倍率レンズ使ってた頃では望遠端がF6.3だったのですが結構苦労しましたからね…。意外とF7.1まで暗いと扱いづらいですよ。

なので、ハーフマクロ機能はいらないのでF5.6とかにしたレンズを併売して欲しいというのがちょこっと本音です。RF85mm F1.2 USM DSとかの85mmレンズ出したんだからいけるよね?

というかこの暗さを補うための補助レンズで単焦点レンズで小型軽量なRF100mmF2.8

とか出してくれたら嬉しいなぁ。

 

と、色々好き勝手に書いてしまいましたが今回はここまでに

 

 

 

 

 

*1:厳密にはF24-70mm F4L IS USMは最大撮影倍率が0.7倍なのでハーフマクロ以上になります。