雨, 降りしきる長崎ランタンフェスティバルの夜に
まだ、1月なのにもう梅雨が始まってしまったような天気。
天気図を見ても梅雨前線みたいなのが1週間以上も停滞している。異常気象とも言えるかもしれないが、長い地球の歴史上で見ると同じような年もあったかもしれない。
しかし、折角の新月期そして久々の土日休みで天体撮影を考えていたけどそれがおじゃんとなってしまったのには悲しい気持ちになる。つらい。
流石に家の中でずっと篭っているのも精神衛生上良くないので1月24日から2月9日まで開催されている長崎の冬の一大風物詩「長崎ランタンフェスティバル」へと足を運んだ。
路面電車が走る近くの駐車場に車を止めて、路面電車で日本三大中華街の一つ「長崎新地中華街」へと向かった。
路面電車は、どこで降りても一律130円と格安なので、混んでいる長崎駅周辺まで車で行かずに空いている所で車を停めて中心街へといくのがいいかもしれない。
「長崎新地中華街」へ到着したのが17時50分ごろだったがまだランタンは付いていなかった。18時頃にランタンが点灯し始めたが、この日は点灯式だったみたいで本来の期間中だと17時からの点灯だったそうだ。
雨の中が降りしきる中でも多くの観光客で賑わっていた。
中国からの観光客が多いかと思ったが、意外と日本人が大多数を占めていた印象だった。
「長崎新地中華街」の上にはランタンが所狭しと並べられている。ランタンの数も凄いが人の数も凄い。それでも雨なので普通の日よりかは少ないのだろうか
ランタンといえば2018年に訪れた台湾を思い出す。
九份の街並みとランタンの組み合わせはとても印象深かったが、長崎市内もまた歴史ある建物が多く、ランタンとのマッチングはしっかりしている。
メイン会場である「湊公園」は、点灯式ということも相待って大混雑だったので先に「浜町アーケード街」と「眼鏡橋」へと向かった。
長崎のメイン会場のみだけではなく、至る所に提灯が飾られていた。
「浜町アーケード街」の天井にも提灯、そして大型オブジェが飾られている。
写真だとちょっと暗い印象を与えてしまうが、実際は明るい。
「浜町アーケード街」を抜けてそのまま眼鏡橋の方へと向かう。メイン会場となる「湊公園」から「眼鏡橋」までは徒歩でそう時間もかからず訪れることができる。
長崎の観光スポットで外せない「眼鏡橋」だけれども長崎県に住んで以来訪れるのは初めてとなる。
川には、濃いとアヒルのオブジェが鎮座していた。
この「眼鏡橋」付近のオブジェは面白いものが多く、個人的にお気に入りだったのが金魚のオブジェだ。出来が物凄いよかった。
それとこちらの豚のオブジェも表情が面白い。
学生の頃は比較的スナップ写真はよく撮っていたのだが、天体撮影を始めてからはほとんど撮らなくなってしまった。
個人的にはスナップ写真は雰囲気が大事だけれどもその雰囲気を出すのがまた難しい。それでもピタッとした写真が撮れた時の満足感は心地よい。
「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」
「眼鏡橋」付近を撮影しながら歩いていると「十二支」のランタンオブジェが飾られていた。2020年は「子」なのでねずみからきちんとスタートしていた。
雨の日を選んで正解だったかもしれない。傘を刺しても濡れるほどの雨だったので少し億劫だったが、濡れた地面にランタンの光が反射している光景は眼を見張るものがあった。
一通り、「眼鏡橋」付近でのスナップ撮影を楽しんだ後、再びメイン会場である「湊公園」を訪れた。
「湊公園」には多くのオブジェや今回は見なかったが「変面ショー」などが行われる会場がある。
地面に出来ていた水たまりにランタンが反射していた。これも雨の中でないと撮れないものだ。星景写真だと雨、雲は嫌いなものだが、撮影のジャンルによっては雨が降ってしか撮れないものある。
「湊公園」を 楽しんだ後、流石にずぶ濡れ状態で風邪を引いたので帰路についた。
雨が降っていなければもう少し長崎市内を観光しようかと思ったがまたそれは次回の楽しみに取っておきたい。
「長崎ランタンフェスティバル」も2月9日まで行われているので週末チャンスは二回ある。またどこか行くタイミングがあったら次は晴れた日に行きたいものだ。
今回使用したカメラ・レンズ