1. まえがき
写真を始めて、もう5年以上経つ中で、多角マウントシステムとかいってオリンパスとか富士フィルムとかをサブでこっそり使っていたが結局Canon一筋のシステムに戻ってしまっている。
理由としては、Canon独自の魚眼レンズであるEF8-15mmF4LUSMを使用したかったのと操作性や手に馴染む感じが他のメーカーよりも使いやすかったのが長続きしていると思う。
しかしながら、現在のCanonのミラーレスカメラについても特段の不満はないが、レンズについてはミラーレスカメラで小型軽量設計が出来るにも関わらずレンズが大きすぎるという不満点がある。勿論、プロ仕様優先のレンズであり高画質化となればレンズが大きくなるのは致し方ないとの理解はしている。けど、やはり写真趣味としては、もうちょっと値段が安く、小型軽量みたいなRF35mm F1.8 IS Macro STMみたいなレンズを初動で発売して欲しかったなぁと思う。
また、RF24-105mm F4L IS USMについても同様にだ。
その点に関してはNikonのミラーレスカメラのZシリーズのレンズシステムは比較的値段も安く、小型なレンズが多いのでこれからフルサイズミラーレスカメラに!って方には勧めやすい。
ただ、現段階でセンサー性能、レンズシステム等々で初心者に進めるならばソニーのαシリーズがやはり一番いいと思っている。
特に現在のタムロンの小型・軽量の大三元システムが発表されてからは思わずCanonからソニーに乗り換えようという思いが強くなっている。
もちろんすぐにでもCanonのカメラ・レンズシステムを崩してソニーに移行するというのは考えていない。(崩した時の負担が大きすぎる)が、今後のRFレンズの発表次第ではソニーに鞍替えする可能性はなくはない。
前回のRF15-35mm F2.8 L IS USMのレビュー記事に続いてCanonに対しての不満たらたらのスタートになって申し訳ない。
とりあえず今回は、もしソニーのαシリーズに鞍替えして山岳写真と星景写真を撮影するためのレンズシステムを組むならどうするかを考えてみた。
2. 山岳写真でミラーレスを選ぶのは何故か?
ミラーレスカメラは、デジタル一眼レフカメラに比べて耐久性において劣っている部分があるのは間違いないが、デジタル一眼レフカメラに比べて小型でレンズシステムも小型化出来るメリットは大きい。
もちろん、体を鍛えてデジタル一眼レフカメラを持っていくのが一番ベストであるけど、登山初心者の体力を考えると荷物は軽量の方がいいと個人的には思っているし、重量軽減した分、追加の予備食料を持つことができることや容量の小さいリュックサイズに変えて登山することができる。
ちなみに横道に逸れるがツイッターで登山して写真登ってる若い人の大半は、学生時代に運動系の部活をやっていて基礎体力がしっかりしているので真似すると危ない。
というわけで、ミラーレスカメラとその小型軽量のレンズシステムを組んで登山するのは登山のパフォーマンスを上げるには間違いない。
まあ、本当は自分の体重を減らして体力を付けてパファーマンスを上げるのが一番だけど…。
(テント泊だと装備の小型化の恩恵は大いに預かれる)
3. ソニーのミラーレスカメラを選ぶなら
3.1 動き物を撮影するのに向いているα9
3.2 高解像度向けのα7Rシリーズ
ソニー SONY フルサイズミラーレス一眼 α7RM4 ボディ ILCE-7RM4
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2019/09/06
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
3.3 標準的なスペックであるα7シリーズ
ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III ズームレンズキット FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS ILCE-7M3K
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
3.4 高感度性能に特化したα7Sシリーズ
この4機種の中で自分が選ぶなら無印α7Ⅲだ。
理由としてはまず、α9はソニーのプロフェナッショルモデルで約20コマ/秒もあるおばけ性能だけど登山や星景写真にはオーバースペック。
α7Sシリーズについては、星の動画を撮るならいいけどちょっと画素数が物足りない。けどお金があれば無印α7Ⅲのサブとして持ち歩きたい(おい)
α7RⅣについては画素数が4240万画素だけど、正直のところそこまでの画素数はいらない。何しろPCスペックが低いとRAW現像が重くなる。勿論将来的に写真展とかでA1,A0まで引き延ばすならα7RⅣにした方がいいが、個人的には画素数2420万画素の無印α7Ⅲが一番扱いやすいのではないかと思っている。
価格コムを見てみると無印α7Ⅲは20万を切っていて手も出しやすい(といっても一般的には高いけど)
ソニーの無印α7Ⅲを選ぶ
4. ソニーのミラーレスカメラでのレンズシステム
カメラが決まったので続いては、レンズ選定に入る。
とりあえず山岳写真でかつ山の上で星を撮ると考える。
4.1 FE16-35mm F2.8 GM SEL 1635GM
個人的に予算を考えなければFE16-35mm F2.8 GM SEL 1635GMが重量も680gでかなり軽く、そして画角も16mmスタートで35mmまでなので登山中の記録写真や山岳星景を撮るにもかなりベストなレンズだと思っている。
ソニー SONY ズームレンズ FE 16-35mm F2.8 GM Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL1635GM
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
作例写真も見る限りサジタルコマフレア等も少ないので自分ならこっちを持っていく。
しかし、更に小型軽量でかつ値段も安く済ませたいなら…。
4.2 タムロン 17-28mm F/2.8 Di Ⅲ RXDF
タムロン 17-28mm F/2.8 Di III RXDF(Model:A046)※ソニーFEマウント用レンズ(フルサイズミラーレス対応) 17-28F/2.8DI3RXDA046
- 出版社/メーカー: タムロン
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
これだよこういうのレンズを望んでいたんだ!ってスペックのタムロン 17-28mm F/2.8 Di Ⅲ RXDFですね間違いなく。値段も10万ほどで中古だと今後もっと安くなるでしょう。
広角側が17mmで16mmじゃないので星景写真を撮っていると若干物足りなさがでる可能性があります。しかし、それでも重量が420gですからね。恐ろしいほどの軽量化できます。
ソニーのα7が650gなのでレンズ合わせて1070gほど。恐らく登山中に首からぶら下げていてもそこまで負担はないと考えます。
また、このレンズと合わせるなら、
タムロン 28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXDFですね。こちらも550gなので全て合わせると1620gです。
ちなみにCanon EOS RとRF15-35mm F2.8 L IS USMの場合だと660g+840gで1500gなのでソニーの上記タムロンレンズシステムだとレンズ一本増えて120gの差しかありませんからね。強い
後は望遠レンズをここに入れるかでどうかで悩みますね。
個人的にはタムロン 17-28mm F/2.8 Di Ⅲ RXDFの17mmだとちょっと広角側が足りないので評判のいい AF 14mm F2.8を加えたいですね。
SAMYANG AF 単焦点広角レンズ 14mm F2.8 ソニー NEX FE用 フルサイズ対応 [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: サムヤン
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
なので、自分が登山に持っていくとしたら、 ソニーα7Ⅲ(650g)+タムロン 17-28mm F/2.8 Di Ⅲ RXDF(420g)+28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXDF(550g)+ AF 14mm F2.8(505g)の合計2125gのレンズシステムを組みたいと妄想しています。
お金があればソニーα7Ⅲ(650g)+FE16-35mm F2.8 GM SEL 1635GM(680g)+28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXDF(550g)の合計1880gのレンズシステム
もしくは、ソニーα7Ⅲ(650g)+シグマ 14-24mm F2.8 DG DN(795g)+28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXDF(550g)の合計1995gのレンズシステム
星景写真メインなら三番目が一番魅力的ですね。
山岳+星ならば二番目、値段なら一番目ですね。
しかし、こうしてみるとソニーに移りたいと思うけど…とりあえずタムロンがRFマウント対応の17-28mmを発表するまで待つか、CanonのRFレンズの未来にかけてみるか…。