以前から噂をされていたキヤノンの天体撮影用カメラ「EOS Ra」に関しての個人的なメモの記事です。
これまでCanonは「EOS 20Da」や「EOS 60Da」などの天体撮影用のカメラを発売してきましたがCanonのフルサイズでは初の天体撮影用カメラになります。
NikonのD810Aが登場してから4年の月日が経っています。個人的にはもうちょっと早い時期でEOS 6Daとかの天体撮影用カメラをCanonが発売するのではないかという思いがありましたが結局出ませんでしたね。
デジカメinfoさんでも紹介されている通り、カタログが出ているので発売自体は間違いなく行われるはずです。
1. EOS Raの値段の予想
値段は「EOS 60Da」の時では初売りが15万4800円ほどで、EOS 60Dの初期発売価格13万円ほどなので通常機よりも少し高い値段になっていました。
そう考えるとEOS Rの初値が24万円ほどなので、「EOS Ra」の発売価格としては26万ほどになると勝手に予想しています。流石に30万円を越すことはないとは思いますが…最近のカメラの値上がりを見る限りではありえなくはないですよね。
2. EOS Raの発売期間
最後に発売された「EOS 60Da」は受注生産みたいなもので発売から1年ほどで確か生産終了になった記憶があります。
そもそも天体撮影用カメラを必要としているのは一部の購入者なので初動で売れた後の売り上げを伸ばすことは難しく「EOS Ra」も発売期間としては短くなるかもしれません。なので、購入を考えている人は早めに予約して購入をした方がいいかもしれませんね。
3. 天体撮影用カメラEOS Raで気になること
CanonのUKで何故か先行ダウンロードできた「EOS Ra」のリーフレットの英語版
ちょっと気になるところをピックアップ
・拡大表示は通常のEOS Rだと10倍のところが30倍となっているので星野撮影や星景撮影のピント合わせとしてはかなり使い勝手が良くなるかもしれない。
・Hα光 (656 nm)(水素が放つ光の波長)の感度が4倍となっている。EOS 60Daが3倍なのでそれよりも向上されている。このHα光 (656 nm)の感度が4倍となることで通常のEOS Rよりも赤みの強い星雲を綺麗に写し撮ることができる。
・RF/EFレンズで長時間露光と高いISO感度だといくつかの撮影条件の下では、色の不規則性が現れる。との記載ありですが、どのRF/EFレンズが影響してくるかは実際に発売して試さないとわからないですね。
・デジカメInfoのコメント欄を見ると通常のEOS Rのだとボックスケラレが出ているとのことなのでこれが改善されているかどうか
4. 天体撮影用カメラEOS Raは購入すべきか
既にEOS 6DのHKIR改造を所持しているので「EOS Ra」を新たに買う必要性はないですが、気にはなっています。改造機だとメーカ保証はないので純正保証がしっかりしている「EOS Ra」は確かに魅力的です。
ただ、中古のEOS 6Dは今や6万円台で買えるので下のような赤い星雲を目立たさせる写真を撮りたいと思っている方は中古で6Dを購入して改造をすれば恐らく「EOS Ra」よりもかなり安い値段で撮影することができると思います。
なので、すぐに購入すべきかは最初の人柱(言い方)のレビューを見てからの方がいいかもしれません。