前回「星景写真 Mac用のノイズ除去ソフトStarry Landscape Stackerの使い方メモ」をご紹介しましたが、実際には何枚重ねたらノイズの除去効果が出るか今回試して見ました。
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1. 検証前に
Starry Landscape Stacker製作者いわく15枚ほど重ねればノイズの除去効果としては最適だそうです。
しかし、15枚となると、1枚の撮影に20秒間×15枚=300秒(=5分)ほど掛かってしまいます。もちろん、時間がある時は出来るだけ同じ構図で枚数を重ねた方がいいことはわかっていますが、翌日に仕事とかで撮影の時間がない時だとこの時間の縛りで撮影できる構図が限られてしまいます。そのために最小の枚数でいかにノイズを減らせるかが重要になってきます。
今回は、前回の記事で使った写真を用い3枚、5枚、10枚、15枚の4パターンで試してみました。使用した写真の感度はISO 8000となります。
Starry Landscape Stackerでの合成時は「Mean Min Horizon Noise」を選んでいます。
2. 合成枚数によるノイズの変化
・合成なしの場合
・3枚合成の場合
・5枚合成の場合
・10枚合成の場合
・15枚合成の場合
合成無しの場合では、ノイジーな写真になってるのがわかる。3枚合成からでも若干ノイズが減ってきてるのが何となくわかる。
しかし、これだとわかりにくいため合成無しから合成枚数が3,5,10,15枚をPhotoshopで並べて見た。
まず、合成無しと合成枚数が3枚の場合でもかなりノイズが減ってきているのがわかる。が、まだのノイジーだ。
続いて、合成枚数が3枚と5枚を比較してみると3枚よりも更にノイズが減って滑らかになっていることがわかる。
合成枚数が10枚さらに15枚になると合成無しに比べて格段に滑らかさがある。
こうやって比較してみるとやはり15枚まで重ねればノイズの大部分を除去できることがわかった。
また、撮影枚数に関しては、上の比較をみると時間がない時でも10枚ぐらいは撮影した方が良さそうだってことがわかった。合成枚数10枚だと撮影時間例としては20秒×10枚=200秒(3分20秒)になる。
時間に余裕がある場合は15枚もしくはそれ以上撮影しておけば更にノイズを除去できると思う。
とりあえず自分としては、時間がない時に一つの構図で10枚撮影、時間がある時は15枚ぐらいを目安に今後撮影していこうと考えています。
と、以上簡単にですがStarry Landscape Stackerで写真を何枚重ねればノイズ除去効果が出るか検証してみました。
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