前回のブリエンツ・ロートホルン駅からプランアルプ駅までの下山ハイキングを終えた後、インターラーケンからスイス最高峰のマッターホルンの麓にある街ツェルマットを訪れて来ました。
このツェルマットに訪れることこそが今回のスイス旅行の一番の目的になります。
いざツェルマットへ!
インターラーケンからツェルマットまで、SpiezとVispで電車を1回乗り継ぎで大体2時間ほどかかります。
ブリエンツ・ロートホルンのハイキングで疲れが溜まっていたのか電車内ではうつらうつらとしていてあまり写真を撮っていませんでしたが、ツェルマットに近づくにつれて山岳地帯が増えて来て景色が良くなったのでちょこっと写真をとりました。
ツェルマット駅
多くの観光客で賑わっていたものの思っていた以上には混雑はしていなかった。
今回宿泊したホテルは、ツェルマットから徒歩約13分の「ロマンティック ホテル ユーレン」というところに宿泊した。流石に4星ホテルともあってホテルのサービスは非常によかった。
客室内も豪華で、これまでの撮影旅行で一番いいホテルに泊まったのではないだろうかと思うほどだった。※普段だとだいたい夜間の撮影がメインでホテルは安いところもしくはテント泊や車中泊で過ごしている。
また、室内のTVにはツェルマットからいける展望台のルート表示や展望台のリアルタイムのライブ映像なども見れるので曇っているかどうかがすぐにわかり非常に助かった。
最高じゃない…? pic.twitter.com/gvgefzHLUz
— 星空✴︎(Starry heavens) (@Starryheavens_p) 2019年7月23日
ベランダもシャレオツ。
ホテルの予約が遅かったせいかもしれないが残念ながらマッターホルンが見える部屋ではなかった。が、少し外に出ればマッターホルンは見えるのでまあいいかと
ゴルナーグラート鉄道に乗り、ゴルナーグラード展望台へ!
ゴルナーグラート鉄道は1898年と100年以上前に開通している登山鉄道で、標高1604mのツェルマットから3089mの標高差1485mを約35分間で行き来することができます。ゴルナーグラード鉄道はアプト式ラックレールで、夏季、冬季共に運行されていて冬場だとスキー客で賑わいます。
始発は夏季だと7時からになります。2便目は8時からでそこから24分間隔で列車が運行しています。
詳しくはゴルナーグラード鉄道の時刻表で
始発に近い便だとまだツアー客がいないため比較的空いていますので早めに訪れるのが吉です。また、お昼に近づくにつれマッターホルンに雲がかかる可能性も高いので早め早めの行動は本当に大切です。
車窓からツェルマットの街並みとマッターホルン。
ゴルナーグラード鉄道のツェルマット駅から20分ぐらいすると、マッターホルンとアルプス山脈の雄大な景色が現れ来ます。上りだと進行方向の右側にずっとマッターホルンが見えるので席の確保をするなら右側がオススメ。
にしても、前日に続いて好天に恵まれた。一応スイス旅行計画の際に降水量が少ない7月を狙ったのが功をなしたのか、それともスイスは晴れやすい気候なのか
海外旅行は本当に天気悪いと一気に損をした気分になるからね…2年前に訪れたアイスランドとかずっと天気が悪くて悲しみしかなかった。また、リベンジしたい
逆さマッターホルンが見られるのは「リッフェル湖」で、ローテンボーデン駅から徒歩5分ぐらいで到着します。ただ、今回は天候が安定しているので先にゴルナーグラード駅へと向かいます。
電車内からはマッターホルンに目が行きがちですが、もう一つのアルプス山脈群も圧倒的な存在感を放っています。
ゴルナーグラード駅に到着しました。
ゴルナーグラード駅からはマッターホルンが綺麗に丸見えです。流石標高3000m越えということで空の青さがツェルマットより全然違います。
ゴルナー氷河の広大さは、これでも広角14mmで撮影しているんですよ。全てが収まりきりません。画角11mmは欲しいです笑
正直どこを切り取っても絵になってしまうのはずるい!後で確認したらゴルナーグラード駅展望台だけでも300枚近くは撮影していました。バカみたいに撮っていましたからね。
ゴルナーグラード駅から少し登ると「3100クルムホテル ゴルナーグラード」があります。このホテルはかなり人気で予約が取りづらいホテルだそうです。確かに3000m越えているホテルなんてそうそうないですからね。
いつかこのホテルに泊まって夜間マッターホルンと星空を撮影してみたいなぁとは思っています。
ホテル内にはお土産やさんも
あと、日本語で「世界最大のマッターホルン・チョコレート」も展示されていました。
4478gはマッターホルンの標高が4478mなのでそれと合わせているんですね。
ホテルを通り過ぎてさらに登るとゴルナーグラードで一番高い展望台に到着します。ここからは360°の絶景が広がっています。
ゴルナーグラート駅から逆さマッターホルンの見える「リッフェル湖」へのハイキング!
ゴルナーグラード駅(3089m)からリッフェル湖(2757m)の標高差332mを下山するハイキングです。特に急斜面のない緩やかな下りなので安心安全なハイキングができます。ただし、標高3000m越えているので天候が悪い時とかだと夏場でも低体温症になる可能性があるので無理をしないように。
ゴルナーグラード駅(3089m)からリッフェル湖(2757m)まではだいたい1時間ほどで到着します。早い人だと1時間もかからないでいけちゃいそうですね。
このハイキングルートは常にマッターホルンの広大な景色を見ながらの下山なので時間があれば是非挑戦してみてください。かなりいいですよ。
下山中はゴルナーグラード鉄道とマッターホルンの組み合わせの写真も撮影できます。
十字架とゴルナー氷河
30分ほど歩くと「リッフェル湖」が見えて来ます。「リッフェル湖」は結構な大きさがあるのかなぁと思っていたのですが実際に見ると意外と小さいんですよね。
ゴルナグラード鉄道の乗客に対してハイキングしてる人はそこまで多くない。ちょっと勿体無い気がする。
「リッフェル湖」のすぐ側まで来ました。もう既に「逆さマッターホルン」が見えています。いやぁ念願の「逆さマッターホルン」が無事に撮影できそうなのでホッと一安心ですよ。
少し風で水面が波立っているものの十分な「逆さマッターホルン」を撮影することができました。
昼間でもこんなに綺麗なんですから、朝や夕方はたまた夜はもっと綺麗なんでしょうね。
お花畑も広がっています。
観光客はそこそこいますが、「逆さマッターホルン」を撮影するのに並んだりとかするほどの混雑ではありません。
「逆さマッターホルン」を撮影した後はローテンボーデン駅(2815メートル)からツェルマットへと戻ります。
ゴルナーグラード鉄道の往復切符を購入していれば途中乗車も可能です。
最後に電車内からマッターホルンと半分の月を!