カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第103夜】 長崎県 かきどまり弁天白浜海岸のりんご岩と天の川

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佐世保のシーサイドフェスティバルの花火大会を終えて(こちらの記事はのちほど…)、空の澄み具合は微妙だったものの天気は良かったので長崎市方面にあるかきどまり弁天白浜海水浴のりんご岩と天の川の組み合わせの撮影に訪れてきました。

 

 

1. かきどまり弁天白浜海水浴のりんご岩について

長崎市泊町のかきどまり白浜海岸にある波の侵食により削られた奇岩で、かじったりんごのように見える奇岩で「りんご岩」と呼ばれて親しまれているそうです。

実際に見ると今にも折れそうな雰囲気があり、いつ無くなってしまってもおかしくない風景です。

場所は長崎市の側にあり近くには稲佐山などがあるので稲佐山の観光と組み合わせることができます。

「りんご岩」は駐車場から6分ほど歩いた場所にあります。

駐車場付近以外にトイレはありませんので注意。

また、「りんご岩」付近までは遊歩道が整備されているのですが真っ暗な道が続くのでライトは必要になります。

 

2. かきどまり弁天白浜海岸周辺の空の暗さ

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数値としては0.90ほどになります。そもそも長崎市が近いためそこからの光害はかなり受けます。特に湿度が高く水蒸気が多い場合には市内の光により星が飲み込まれてしまうといった自体も…。ただ、海側方面には光害がないので天の川との撮影にはそこまで大きく影響はしないです。

 

3. かきどまり弁天白浜海岸のりんご岩と天の川

 佐世保のシーサイドフェスティバルの花火大会を終えて長崎市方面に向かったので到着は23時すぎでさそり座は沈みかけている。

予想していましたが、りんご岩は立ち上がっている天の川との組み合わせで丁度良かった。一応、干潮時にはりんご岩周辺まで行くことが出来るので干潮タイミングを狙えば寝ている天の川との組み合わせも可能ではある。ただし、東から東南方向は長崎市からの光害があるので深夜帯ではないと綺麗に撮影出来ない可能性がある。そうなると深夜に天の川が昇ってくる4〜5月あたりの干潮時らへんが狙い時かもしれない。

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薄雲が広がっているせいで空の質としてはあまり良くない条件。光害の影響もあるだろうが天体撮影記 第102夜の時に比べても天の川の写りは微妙なものとなっている。

天体撮影で重要なのはやはり空の条件も大きい要素がある。が、その要素を気にしすぎると結局撮影に出れなくなるので考えすぎも良くない。

りんご岩にさそり座の一部が隠れているので星座写真としては没…。

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薄雲のおかげで目立つ星にソフトフィルター効果が出ている。それにしても木星の明るさは相変わらずだ。水面に綺麗に光の道が出来ている。

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あまり話題にはしないのだけど射手座とその一部である南斗六星もはっきりしている。

さそり座は構図には使いやすいけど射手座での構図は使い難いというかこれまで使ったことないので今度考えてみようかな。

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ちょうど左の岩場とりんご岩の間に天の川を配置できる。それにしてもりんご岩はこれもういつ折れても仕方ないでしょうというほどのアンバランス感。

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そういえばこの日は初めて「夜光虫」を見ることができた。しかし、集団ではなく一部が波の刺激によって光るような感じだった。

「夜光虫」はもっとほんのりとした暗さだと思っていたが蛍と同じような明るさぐらいだったのは以外だった。

未だに夜光虫と星空の撮影は叶っていないので来年の挑戦課題として残しておきたい。

それにしても「夜光虫」は本当に綺麗だった。砂浜にポツンと青い光が浮かび上がるその様子は忘れられない。

 

一応かきどまり弁天白浜海岸にも夜光虫が出やすい3~4月と沈むオリオンとりんご岩の組み合わせも撮影できそうなのでまた再訪問してみようかと考えている。

 

4. 勝手に撮影地ランキング

撮影地の環境:☆☆☆☆

空の暗さ:☆☆☆

 トイレ、駐車場は海岸の入り口にあるものの撮影地は海岸から離れているので長居は若干しづらいかもしれない。また、撮影の構図の種類が豊富ではないので、似たり寄ったりの写真になりやすい。

夏の天の川を狙うなら時期的には7~9月あたりの撮影がオススメの場所。

逆に沈むオリオンと狙うなら3~4月でこの時期なら早朝に近い深夜に天の川が登ってくるので干潮時のタイミングが合えば寝ている天の川との撮影も可能。

運が良ければ夜光虫も狙えそうなポイントかも

 

そういえば、梅雨はブログのアクセス数が結構減ってしまったんだけど、梅雨開けたら復活しました。まあ、撮影記がメインなのでどうしても天候と月齢にブログのアクセス数が左右されるのは仕方ない。でも、それが数字として出てくるのもまた面白いかも