目次
前回
1. 2日目 青ヶ島の島内巡りへ
朝の5時頃に起床したもののテントから出てみるとカルデラの山々には残念ながら雲がかかっていて青空はほとんど見えない様な状況
曇り空を睨んでいても仕方なくお腹も空いていたので1日目に商店で購入した生卵を持って地熱釜へと向かいました。(商店には生卵が売っておりお店の人に言えば卵の個数によってパックを切ってくれます。)
写真を撮り忘れていましたが地熱釜の利用としては地熱釜の下にレバーがありこれを調整することで噴気が出て来ます。なので、最初に地熱釜に卵やじゃがいもなどを入れておきレバーを操作して調理していきます。
ゆで卵は10分ほど地熱釜に入れておけば出来上がります。
この時卵はかなり熱いのでタオルか軍手などで包みながら取り出します。
後は、青ヶ島のひんぎゃで作られた塩(ひんぎゃの塩)を掛けて食べるとめっちゃ美味しいので青ヶ島に来たら是非試してみてください。
朝食を取った後は、レンタカーでぶらり島内を巡ります。
とりあえずまずはジョウマン牧場で
ここには心地よい潮風が吹いていて車の窓を明けて寝ていました。
その後はヘリポートの奥に神社(南無妙法蓮華経 八大龍王神)があるのでそこも見て来た。
笹に覆われた中に鳥居がある。この奥も
笹が生い茂っており「となりのトトロ」で出て来たような小さな道を進んでいる。奥が見えないのでこのまま行ってもいいか不安になる感じだ。場合によっちゃ神隠しに会いそうな雰囲気もある。
道を進んで行くと本殿があるがその右横の小さな道を進んで行くと先ほどのジョウマン牧場の全体を見渡せる展望台っぽい所にでる。ここからの眺めはなかなか最高の物だった。
道中ちょいとカルデラ内の一周道路を走っていると上の写真のような地震の施設が…!
色々見ながら三宝港へ
三宝港へ向かう道は現在トンネルしかありません。他の道は全部土砂崩れによって通行止めになっています。そのぐらい青ヶ島の地層は弱いのです。
なので、崖をコンクリートで固めてまるで要塞の様な様相となっています。いや本当にここに砲台とか設置してあったら間違いなく要塞だ…
港湾設備は小さな桟橋が二本ある。外洋に面しており時化るとこの桟橋は波に飲み込まれてしまう。
もう一本の方は現在桟橋を伸ばす工事を行っているみたいで潜水作業の声が拡声器を通じて聞こえていた。
そして、左にあるロープみたいなのがこの島ならではの物で時化の時に船を陸揚げする装置だ。残念ながら青ヶ島滞在中に船の陸揚げは見られなかったのでyoutubeの動画を紹介したい。
港湾設備付近だがここら辺の港はかっこよさがある。多少なりとも軍艦島みたいな雰囲気もある。
船の待ち合い室
あおがしま丸が到着するまでは扉がしまっていて中に入れない。
今回あおがしま丸を撮影するという目的もあったのであおがしま丸が港に着く12:30まで待機した。ちなみにこの港にも自動販売機はないので要注意
あおがしま丸の到着時間近くになると施設内に入れる。施設内には青ヶ島の歴史の紹介や港湾工事についての説明ボードなどが置いてある。
12:30近くになりあおがしま丸が港へと入って来た。波は結構あるがどうやら着眼するみたいだ。
この後無事にあおがしま丸が着岸した。この時に降りて来た観光客は一人だけで夏のハイシーズンの割には少ない印象だった。あおがしま丸は積み荷の積み降ろしを終わるとすぐに出港してしまった。
2. 青ヶ島の夕景と星空
青ヶ島には3泊4日滞在していましたが、3夜の内に星が見れたのは2日目と3日目です。
2日目の夜の大気の状況が非常に悪かった…それは下の夕景写真でもよくわかると思います。
本来ならこの時間帯だと夕焼けの綺麗な色が出るのと太陽が肉眼でも直接目視出来るレベル…。
大気の状況は酷いですが星と天の川は無事確認でき、青ヶ島での天体撮影自体は上手く行きそうだったのでこのときはホッと胸をなで下ろしました。
今年は惑星が天の川方面に綺麗に並んでいます。左から火星、土星、木星、宵の明星の金星です。この並びが見れるのは夜の20時前から金星が沈んで行く21時過ぎぐらいまでです。
三宝港からの天の川
港には作業用ライトがあるせいで撮影の邪魔となってしまっている。これが本当に勿体なかった…。しかし、ライトがあってもここまではっきりと天の川を写せるのがこの青ヶ島の夜空の暗さの凄さだと思っている。
ジョウマン牧場からの天の川
ジョウマン牧場は村内からそれほど離れていなく車がなくても歩いて行けるが道中には街灯がないので暗いのが苦手無い人に取っては結構恐い場所かもしれない。
しかし、ここからも青ヶ島の夜空を十分に楽しめるので是非訪れて欲しい。
撮影はガスが出て来たので夜中の23時ぐらいに切り上げてキャンプ場に戻ったが、夜中の誰もいないキャンプ場でテントに入っていると謎の足音がしたあと…
ニャーン
という声が聞こえたのにガチでビビったのここだけの話
以上、2日目の離島旅記録はここまで
次回は後編で3日目と4日目の島からの脱出編をお送りします。
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