カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

カメラと星景写真の日々

【天体撮影記 第63夜】 槍ヶ岳山荘と槍ヶ岳の頭上に広がる美しい星空を撮影しました

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目次

 

1. 前置き

槍ヶ岳は以前から訪れたかった憧れの山で槍ヶ岳のピークを目指すのが主目的でした。

しかし、北アルプスの山々と星を諦めることは出来ず登山で大荷物になる三脚とCanonの5DMarkⅣとタムロン15-30mm F2.8を担いで登って来ました。

 

しかし、実際に重いカメラとレンズと三脚持って登ってみると山岳写真家の凄さがわかります。

山岳星景写真家はフルサイズのボディやら中判やらレンズやら三脚やらその他色々な機材を持って登るんですから本当に凄い。自分はひぃひぃ言いながら登っていましたよ…。(身体鍛えねば)

 

今回の槍ヶ岳への登山はきつかったら途中撤退も考えていたのですが、何とかお昼過ぎに槍ヶ岳山荘に到着。ただ、その日は槍ヶ岳には登らずに夕食の時間まで爆睡して夜間撮影用の体力回復に努めていました。

 

山荘で夕食を食べた後に暗くなるまで待機

だいたい天体撮影は日没後1時間ぐらいで星が撮れるようになります。

今回は月明かりでの山容風景×天体撮影と月が沈んだ後の夏の天の川撮影を行いました。

 

スケジュールとしては下のような感じ

夕焼け撮影(19時頃)→仮眠1時間→残照が消えた後の20時半頃から22時まで撮影した後にまた仮眠を取って24時半頃の月没を撮ろうかとしたのですが残念ながら月が沈む時間に結局起きれなくて撮影出来ませんでした。

 

一応深夜の1時頃に起きれたので2時頃まで撮影して仮眠2時間半からの朝の4時半頃朝焼け撮影というどこのブラック企業のスケジュールだよって感じのスケジュールを組んでいました。

 

写真に嵌りすぎると夕焼けや夜間の星、朝焼けと全てを撮影したくなるのでこうしたスケジュールになります。もちろん適宜仮眠を取っているので比較的眠気は取れています。

 

2. 撮影地•観測地について(槍ヶ岳山荘)

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槍ヶ岳山荘での小屋泊なら小屋にトイレや水、さらに小屋の前にベンチがあるのでそこに座りながら星を眺める事が出来ます。

 

自動販売機もあるのですが、山荘の消灯時間である20時半を過ぎると使えなくなるので前もって飲み物は買っておいた方がいいです。

 

また、槍ヶ岳山荘は崖っぷちに立っているので撮影に気を取られ過ぎて滑落等しないように注意してください。多分運が良ければ大けがで済みますけど悪かった普通に死にます。

 

それとテント泊の人や山荘で翌朝早くから行動する人もいるので夜間の撮影の際は静かに活動する必要があります。ライトとかの明かりをテントに向けないようにしましょう。

 

3. 槍ヶ岳山荘付近の空の暗さ

北アルプスの中心部にあるので夜空はかなり暗いです。しかし松本の光害を少し受けます。が、撮影において大きな支障になるものではありませんでした。

 

もし夜間晴れていて月明かりがない夜に槍ヶ岳山荘を出てみるとそこには見た事の無い様な星空が広がっていますので、夜にトイレとか行った帰りにちらっと見てみるのがいいかと!

 

標高3000mなので空気も澄んでいて本当に星が綺麗に見えます。見え過ぎてむしろ気持ち悪いと思ってしまうぐらい見えます。

 

光害マップ

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光害マップの数値だと不思議なことに少し明るい数値が出ています。といってもこの値はほぼ真っ暗で天の川が綺麗に見えるレベルなんですけどね。

 

4. 槍ヶ岳山荘からの星景写真

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槍ヶ岳のテント場から天の川方面を

残念ながら槍ヶ岳山荘からは槍ヶ岳と天の川の組み合わせは撮影出来ないのです。(槍ヶ岳と天の川狙うなら大天井岳か燕山荘が良い)

 

ただ、槍ヶ岳山荘の近くのテント場と天の川の組み合わせは撮影が出来ます。

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縦構図版

雲がなければ天の川はもっとはっきりと見えるはずだったのですがこればかりは仕方ない。

前回の伊豆大島や利島と同じでこうした薄い高層雲にここ最近邪魔されている気がする。

 

撮影の設定は露出時間15秒ほどでISOが3200で撮影しています。

更に地上は月明かりで照らされているので昼間みたいに明るい写真となる。(写真のシャドウを弄ったりする等の現像作業は行っているが合成とかではない)

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槍ヶ岳山荘と槍ヶ岳と北天の空

 

槍ヶ岳山荘付近から槍ヶ岳の方面は北天の方角なので、北天の星座と槍ヶ岳を組み合わせるのがいいかもしれない。

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それと今回はテイストを変えて宵の明星(金星)と双六岳方面の稜線沿いを撮影してみた。空の割合が少なく目立つのは宵の明星だけなので星景写真なのか?と言われるとうーんどうなんだろうって感じの写真

(宵の明星であってるよね…?心配になってきた)

 

撮影していると流石に眠気が襲って来たので一旦槍ヶ岳山荘へ戻って仮眠を取る事に

あまりに眠かったのがすぐに爆睡してしまった。

 

そして、前述で述べたとおり月が既に沈んだ時間に起床してしまった。

まあ、小屋泊なのでスマホのタイマーを設定出来なかったことやあまりに疲れていて起きられなかったってのもある。(むしろよく起きれたなと)

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月が沈んだ後の槍ヶ岳山荘付近から見る天の川

 

まだ、天の川が立っていると構図は作りやすいのですが、さそり座も沈んでいて目立つのは土星と火星ぐらいなので星景写真としては微妙な写真になってしまいました。

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月明かりが無くなると

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月明かりがあった頃に比べて見える星の数がとてつもなく増えます。流れ星を見たい人は月が沈んだ後の方がオススメです。

 

2枚目の写真に写ってるのは深夜1時ぐらいに上高地から槍ヶ岳まで登ってきた人で、この前の日に蝶ヶ岳だったと思うがそこでの登山で物足りなく、そのまま上高地に行き横尾経由で槍ヶ岳まで来たとか(化け物か…)

世の中凄い人もいるんだなと思ってたけど実はこの後…

 

5. 勝手に撮影地ランキング

撮影地の環境:☆☆☆☆☆

空の暗さ:☆☆☆☆☆

 

ランキングとしては高いが辿り着くまでがつらいあと、星景写真を撮るには前景がちょい微妙な所が多いので個人的に不向きだと感じました。

というか燕岳と星空を組み合わせられる燕山荘が良過ぎた…

 

6. 使用機材

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkIV ボディー EOS5DMK4

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkIV ボディー EOS5DMK4