前回
目次
- 前置き
- 1. 天売島からの美しい朝焼け
- 2. 天売島から焼尻島へ
- 3. 焼尻島でサフォーク羊を食す!
- 4. 焼尻島島内観光一周の旅!
- 4. 焼尻島を発つ、そして廃線となる留萌本線へ
- 天売島•焼尻島まとめ
前置き
1日目(実際の旅程を含めると2日目)は天売島の島内散策+夕焼け撮影と天体撮影となかなか充実した離島ライフを送ることができた。
本来の予定では、天売島に2泊する予定だったが台風のせいで船が欠航になる恐れがあったので予定を早めて1日で天売島を後にして焼尻島に向かった。
船の欠航は2016年に訪れた渡名喜島で見事にやられて島に閉じ込められる経験があったが離島はこういったリスクもあるので予備日は保険として設けておいた方が安心できる。渡名喜島の記事もちょいとこっちのブログでリライトする予定だ。
焼尻島には一泊もせずに日帰りで朝一番の高速船に乗り一番最後の高速船で北海道 本土へと帰る予定となった。
1. 天売島からの美しい朝焼け
焼尻島へと渡る前に天売島から見た素晴らしい朝焼けの写真を記録として残しておきたい
天気は晴れるかはわからかったが一応朝焼けに備えアラームを早朝3:30に設定して前日は床に着いた。
アラームで朝目覚める窓ガラスの向こうが赤く染まっていた。瞬時に目が覚め急いで着替えてカメラを持ち外に出た。
天売島からの朝焼け
太陽からの光を受けて綺麗な朝焼けがそこには広がっていた。
民宿 竹内は丁度日の出の方角に立っているのでもしこれから泊まられる方は是非晴れたら朝焼けを見て欲しい。
離島ならではの朝の光景で、都会にいるとこうした風景をなかなか見られない。
こうした風景を見られるので旅(旅行)は辞められない…!
2. 天売島から焼尻島へ
綺麗な朝焼け後一旦睡眠を取り民宿での朝食後、天売島を立ち去るときが来た。
天売島は僅かながら1日しか滞在していなかったけどこうフォトジェニックな写真をたくさん撮る事が出来た島だった。
天売島フェリーターミナル
天売島フェリーターミナルに到着するとこんなお知らせが…!
今日乗る予定だったフェリー「おろろん2」がシステム上のために何と貨物及び車両のみの積載とのこと
話を聞くとどうやらエンジントラブルで二機ある内の一機が使えない状態みたいだった。なので、変わりに高速船のダイヤを増やしての運行をこの日は行っていた。
にしても、今年はカナダのイエローナイフに行くときも飛行機が欠航するわでこうした旅にトラブルが多い…。ブログネタでいいし、トラブルは旅の醍醐味かもしれないが、実際には目的地に行けなかったり返れなかったりする可能性を考えるので実際には結構焦る。
というわけでフェリーは諦めて高速船に乗って焼尻島へと向かう。2日目も高層雲は出ているが青空が隙間から見えるほどの良い天気だった。
高速船で焼尻島に向かう途中、エンジン1機で動いているフェリー「おろろん2」とすれ違った。そのすれ違い様の背後には1日目ほどではないが海上に浮かぶ利尻富士と「おろろん2」を撮影することが出来た。お船の写真は人気はあまりないけど個人的にはかっこいい写真だと思っている。
高速船から焼尻島と天売島
左が焼尻島で右が天売島でこれから向かっている焼尻島は天売島よりも平坦だ。
天売島を出発してから10分ほどで焼尻島に到着。
船を降りてすぐにレンタルサイクルを借りれるところがある。
普通の自転車だと一日乗り放題で1000円
電動自転車だと2時間1500円、4時間2000円
島内は2時間ほどで回れるが坂道が多少あるのでお金に余裕があれば電動自転車を借りるのが楽だと思う。
天売島にはレンタルバイクがあったが、焼尻島にはレンタルバイクが無かったのが意外だった。個人的にはレンタルバイクがあれば島内をくまなく回れるのであって欲しかった…。
電動自転車は既に全てレンタルされきっていたので普通の自転車を借りた。
島内観光する前にまずは友人の船の撮影に同行する。
少し島を登るとちょっと小高い展望台に出る。
そこでふと振り返ると夏らしい空が広がっていた。
最近ではほどんど無くなってしまったが、2ちゃんねるの旅スレのまとめとかではこうした写真があったのでその光景を思い出した。
写真や旅行始めたのもこうした風景に出会いたかったってのもある。
俯瞰での撮影で「おろろん2」と霞の先に見える利尻富士
ここで何枚か船の写真を撮った後に丁度お昼時だったので、また港に戻って昼食を取る事にした。
3. 焼尻島でサフォーク羊を食す!
焼尻島は、後の島内一周の際に紹介するが島の一部が高原みたいになっているので羊の牧場がある。
その羊はサフォーク羊*1で焼尻島での出荷頭数が200頭と記帳であるために幻のラム肉とも言われているとか。さらに焼尻島でのサフォーク羊は国内最高峰とされるみたいです。
その最高峰のラム肉は焼尻フェリーターミナルの近くにある「島っ子食堂」を訪れれば炭火焼きで食べる事が出来ます。
お値段は下の写真のボリュームで2500円で提供されています。2500円ってお昼にしては少々高いと思われるかもしれませんが最高峰のお肉としては安いのではないかと思います。
料理写真上手くなりてぇ…って感じの写真
ラム肉は臭みがあって堅いイメージでしたが実際に食べてみると臭みもなく堅くなく非常に美味しいお肉でした。また、タレとかにつけるのではなく塩こしょうで食べています。
ちなみに8月の一週目には焼尻島で「焼尻めん羊まつり」が行われていてこの時だと高級なサフォーク肉が普段よりお安く食べられるのでもし焼尻島を訪れるならこの日を狙ってみるのもいいかもしれない
www.hokkaidolikers.com
「島っ子食堂」の近くには何匹もの島猫がいたけどあまりよそ者には慣れていない感じだった。
4. 焼尻島島内観光一周の旅!
ちょっと高級なお昼を食べた後は焼尻島の島内観光を!
自転車を使った島内観光のオススメだと上の写真のルートが薦められているのでこのルートで島内観光してみた。
自転車だとおおよそ写真を撮影しながら2時間ほどで一周出来たので日帰り観光とかも余裕だと思う。
自転車ロードと名付けられていて最初はオンコ原生林からスタートだ
オンコ原生林の入り口は車両進入禁止となっているが自転車は通っても問題ないとレンタル自転車のおばあちゃんから聞いた。
オンコ原生林を進んで10分ぐらいすると下の写真のような牧場に出る。
ここからの風景が素晴らしくよかった。
上の写真を見てもらえばわかるが、空が開けていてそして遠くまで続く電柱と自分が見たかった風景があった。
そして、丁度空の雰囲気も合わさって夏らしいノスタルジックを感じる写真が撮れたと思う。
途中の道の横にはサフォーク羊がのんびりと草を食べていた。確かに頭が黒くて普通の羊とは違う。そして、数が少なく広大な牧場に僅かながらの羊しかいなかった。
果てしなく続く道を進んで行く。真夏だとこの道を走るのはかなり過酷かもしれないが初夏の北海道の爽やかな空気の中のサイクリングは最高だった。
高の巣園地へ
この平坦の道を進んだ先には鷹の巣園地というところに辿りつく。
ここからも開けていて天売島を望む事が出来る。
それと空が開けているという事は天体観測のスポットとしても良い場所だ。
トイレも近くにあるし、もし焼尻島を訪れて星が見たいという方は間違いなく鷹の巣園地で観測するのがオススメだと思う。
ちょっと鷹の巣園地でのんびりと下後に再び島内巡りスタート
ここからは基本的に下りなので楽だが、スピードの出し過ぎで自転車での事故が多いみたいなのであまり飛ばさないように注意が必要
ちなみに今下っている場所がこの上の画像の赤丸部分で距離は3kmほどある。
島内一周のルートが何故オンコの原生林スタートになっているかと言うと逆回りだとこの3kmの坂道を登らないと行けないのを避けるためだと思う。
3km登るのは電動自転車でない限り辛い…。
この3km下ったあとには白浜野営場というテント泊出来るポイントがある。
島を訪れる前に調べていた所だがこの場所は気になっている場所で、海の側でなおかつ少し小高い丘になっているキャンプサイトなので立地条件としては類いまれなく恵まれている場所
白浜野営場
さらにテントを立てれる箇所も複数あり、綺麗なトイレもある。
テントサイトの近くには海岸へと続く道もある。
そして、小高い丘を登ったところにもテント場がある。ここからの眺めは抜群なので夏の時期にテント泊を焼尻島では一回でもいいからテント泊をしてみたい
さらに丁度この左方向に天の川が昇ってくるのと街灯とかもないので美しい星空を見ながらのキャンプライフを送れるのではないかと用意に想像出来る。
この日は平日でテント泊してる人はいなかった。夏になるとどれくらい混雑するのかも気になるが、関東のキャンプサイトよりかは間違いなく少ないと思う。
さて、白浜野営場を後にした後はもう港へと続く道になる。
港に戻り、レンタル自転車を返して後は帰りの船を待つのみとなった。
日帰りでも楽しめる島だったがこの島はテント泊でもいいし民宿泊でもいいので一回は泊まって星を撮りたかった。
4. 焼尻島を発つ、そして廃線となる留萌本線へ
4日間の旅程だったが実際に天売島と焼尻島の両島にいたのは2日間だけだったが色々な経験と写真を撮ることが出来て楽しい日々を過ごす事ができた。また、いつかこの秘境の島を訪れたいと思わせる島だった。
焼尻島から羽幌港を戻りそこからはローカルバスを使って留萌本線からの函館本線を使って旭川に向かいました。(翌日は札幌に戻りそこから飛行機で帰宅)
かつて炭坑や港町として栄えた留萌の町と一緒に発展した留萌本線は利用客の現象に伴う赤字で既に廃止が決まった路線になります。
実際に留萌駅に入ったのですが乗客はおらず寂しい雰囲気が漂っていました。
この光景が見られるのも後数年…。
乗車しても自分ら以外の乗客はおらずこのまま別の世界に行きそうなある意味ホラーな雰囲気がありました。
天売島•焼尻島まとめ
とにかくこの2島は秘境観を感じることが出来るのが一番の魅力ポイント。あと、やっぱり北海道の離島なので海鮮系が美味しい。
風景も自分が行った時は雲が多めだったけどこれ夏の快晴の日に行ったらさらにとてつもなくフォトジェニックな写真が撮れるのではないかという場所がありました。
さらに観光客も少ないので素晴らしい光景を独り占め出来てしまうって所も魅力的?
北海道にお住まいの方は是非一度でもいいから訪れてみてください。
それでは天売島と焼尻島のレポートはここまでになります。
最後までみてくださりありがとうございました。
*1:羊肉を取るために飼育されている羊で顔が黒くなっているのが特徴