カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第57夜】 静岡県 富士宮口新駐車場から撮影した忘れられない天体写真

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前回: 

starryheavens.hatenadiary.jp

 

目次

 

1.前置き

5月いかがお過ごしでしょうか。自分は今月全く天体撮影に出掛けられず悶々としております。

というわけでネタがないので、過去の撮影で記事化していなかった天体撮影記を思い出しながら書いていきたいと思います。

blog.livedoor.jp

ライブドア時代の2015年の記事中に「今年一年の天体撮影を振り返って」の中に記事として上げてなかったというのを偶然見て思い出したんですよね…笑

今も文章力とか構成は素人を抜けないですが、過去の記事見てると凄い思いのまま書いてるなと懐かしい気持ちと共に少し恥ずかしい気持ちになりますがライブドアのブログはこのまま日記みたいな形で残して行きたいと思っています。

ブログはこうした意味でサービスが終了しない限りは過去どんな事をしていたかを振り返る事が出来るのでいいですね。

 

さて、前置きが少々長くなりました。今回は2015年の6月の梅雨時期に撮影しました富士宮五合目駐車場からの天体写真になります。

こちらはTwitterにも何度か上げていますが、雲海、天の川、月没の色々な条件が合わさったまさに奇跡の一枚だと思っています。

 

2. 撮影場所の紹介

富士宮五合目にある富士宮口新駐車場は標高2380mと高標高にあります。高標高にある駐車場なので空気の抜けなども良く天体観測地としては非常にいいポイントだと思います。また、雲の上にも抜けられる場所なのでこの後紹介するような雲海なども見たり、綺麗な夜景を見る事が出来ます。個人的にもお気に入りのポイントです。

 

ただし、富士宮口の駐車場は夏期マイカー規制があるのでここだけは注意が必要です。

夏期マイカー規制は基本的に7月上旬(7月9,10日頃)から9月上旬(9月11日頃)までになります。マイカー規制中はバスかもしくはタクシーでしか行けないのでマイカー規制されていないかについてはきちんと調べる必要があります。

 

3. 撮影地の空の暗さについて

富士宮からの光害を諸に受けますので天の川撮影にやや支障があるかもしれません。

しかし、雲海が発生していると雲が街明かりを遮ってくれるので一気に真っ暗な空に変わります。これは後ほど紹介する作例でもお分かりいただけるかと

 

光害マップ

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光害マップだと値は0.28になります。光害マップだとものすごい暗い所ですが、先にも言った通り富士宮や御殿場からの光害があります。

 

4. 作例写真と撮影記について

富士宮口新駐車場を訪れたのは6月の梅雨の時期。

梅雨前線が本州を抜けて深夜から晴れそうな雰囲気があったので衝動的に出掛けた記憶が今でも強く残っています。

最初富士宮口新駐車場に着いた時は辺り一面霧の中にいました。

車でスマホで衛星画像見ながら待機していたところ徐々に霧が晴れていき目の前には見た事無い幻想的は風景が広がっていました。

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上の写真でもわかるようにまるで雲の受けにいる様な光景が広がっていました。雲が明るいのは月明かりにより雲が照らされているためです。正直人生でここまで美しい雲海を見たのはこの時が初めてでした。

もう心が躍っていましたね。良い写真が撮れるというよりかはこの風景を味わえた嬉しさが半端無かったです。

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刻一刻と雲の形が変わっていきました。ただ、眺めているだけでも面白い風景。

そして、ちらっとですが月の左横に天の川も写っています。

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この後月が沈むまで待機しつつ丁度月が沈みかけた頃を撮影しました。

月没と天の川そして雲海とそれはそれは贅沢な夜でした。

こんな夜を味わえる機会はこのときを除いて数回しかありませんでした。

それと雲海の下には街明かりがあることもよくわかると思います。雲海が広がっていないとこの街明かりが影響してきて綺麗な天の川を写すのがやや難しくなります。

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月が沈んでいくと天の川がはっきりと見え始めます。

この頃はまだ天体撮影を初めたばかりでとりあえず天の川写真撮る勢でした。星座とかで構図を決め始めたのはこの後あたりからです。

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月が沈んで幾ばくか経ちましたが上の写真と見比べると天の川の写り方が全然違う事がわかると思います。なので、天の川の撮影を狙うとしたら月が出てないタイミングで撮影することが大事なのは言うまでもなくわかると思います。

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この日は、夏にしては大気の澄み具合が非常に良く美しい星空が広がっていました。

この日に富士山に登っていた方は山頂付近でもとんでもない綺麗な風景を見られていたかと思います。

星空は撮影するのも楽しいですが、やはり頭空っぽにして星空を見上げると幸せな気分になれます。

 

5. 最後に

過去の撮影記をまとめましたが記憶が蘇るというかこんな事があったんだということを思い出せるので今後もライブドアの記事を少々リライトしつつ更新していきたいと思っています。(昔のが若干駄文ばっかなので…)

あと、もっと詳細な記録とかも残しておきたいですね。

 

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