天体撮影は、2013年に初めて今年で3年目になり、これまで天体撮影で巡った箇所は20カ所以上!ということでこれまで訪れた関東近辺の天体撮影のスポットを撮影した天体写真と共に紹介していきたいと思います。
天体撮影の撮影地探しや綺麗な星空が見たいという方のご参考になれば嬉しいです。
今回は第一弾として日本一綺麗な星空が見れる阿智村がある長野県についての天体撮影スポットを紹介します。阿智村意外にも長野県には美しい星空が見れる場所がたくさんありますので是非訪れてみてください!
撮影地については新たな場所の撮影に訪れたら随時更新していきたいと思っています。
目次
長野県天体撮影スポット
1. 美ヶ原高原
八ヶ岳中信原国定公園内部にある高原の一つで、奥深い山の中にあります。
町からも遠く離れた場所にあるため、光害の影響が少なく真っ暗な夜空が広がっています。
撮影場所は頂上の駐車場から徒歩20分の場所で、近くに「美しの塔」が立っている場所が広場みたいになっていますので、そちらで天体観測を楽しむ事が出来ます。
更に、寝転べるほどのベンチがありますので寝転びながら天体観測する事ができます。
ただ、この場所はトイレ等はないのが難点です…。
万が一天候が急変した場合は「美しの塔」内部に入ることも出来ますので避難する事も可能なので
僕としては、訪れる季節としたら標高が高い高原なので涼しく楽しめる夏が一番だと思っています。昼間に高原を散策して、夜は天体観測と撮影の組み合わせがオススメです。
ただ、夜は夏場でも気温が10度を下回る時もあるので寒さ対策はしっかりしないと酷い目にあいます。(当時寒さ対策してなくて酷い目にありました。)
後注意して欲しいのが天候です。美ヶ原高原は霧が発生しやすいので地上は晴れていてもいざ到着すると霧の中というパターンが多々あります。なので、天気予報で快晴で湿度が低い日を選ばないと星が見れないことが多々ありますので要注意
美ヶ原高原で撮影した天体写真
僕はこの場所で、人生二度目となる天の川を見ましたがその天の川の濃さに感動した記憶が残っています。思わず声を上げるほど綺麗でした。
関連記事
【スポンサーリンク】
2. 紅葉の季節は美しい白駒池
長野県麦草峠の近辺にある白駒池は、紅葉で有名で紅葉の綺麗な時期に多くの人が訪れる観光スポットになります。
天体撮影と観測地としても、長野県の八ヶ岳の奥深い山奥のため上を向けばとてもとても切れな星空が広がっています。
オススメの時期としては、やはり9月後半の紅葉の時期で、晴れたら星×紅葉の組み合わせが撮影出来る贅沢な撮影地です。
なので、昼間は紅葉狩りで夜に天体撮影というパターンがいいと思います。更に朝になると白駒池に反射した紅葉も見れるので本当にフォトジェニックな場所だと常々思っています。
ただ、秋の休日シーズンは混みますのでテント泊や山荘の泊まりで訪れるのがいいと思います。
混雑期だと深夜2時でも駐車場の8割は埋まっていて、昼間は駐車場に入れるため何時間も待たないといけない可能性も充分にあります。
白駒池への行き方
国道299号線沿いにある有料駐車場(500円)から徒歩15分ほどの場所にあります。
夜間だと街灯とか一切ないので必ずヘッドライトが必要になりますので忘れずに!
白駒池で撮影した天体写真
時期が合えば上の写真のように紅葉と天の川という贅沢な構図で撮影できます。
ちなみに、紅葉の部分は、別の撮影者がライトを当てていてその時に一緒に撮らせて頂きました。
ライトを使うときは、周りの撮影者に気をつけないとトラブルの元になるので声を掛けたりして使用には充分に気をつけてください。
※この写真の奥にある山小屋は火事で消失してしまったらしいです。
関連記事
撮影地について
【撮影地の環境】:☆☆
【トイレ】:無し(駐車場にはあり)
【アクセス】:車+徒歩30分ほど
【空の暗さ】 :☆☆☆☆☆
【空の広さ】:東側から南側が開けています。
【光害】:光害ほどんどなし
【駐車場】:有料駐車場有り
【スポンサーリンク】
3. 伊那市 勝間薬師堂のしだれ桜
長野県の桜で有名な高遠城址公園からそう遠くない所にある勝間薬師堂のしだれ桜
長野県の伊那市は、天の川が肉眼で見えるほどの暗い空ですので天気と月齢更に開花時期が合えばしだれ桜×天の川の素晴らしい構図が狙えるポイントとして有名です。
勝間薬師堂の近くには臨時駐車場がありそちらに車を止めて徒歩10分ほど移動します。
実際桜の近くまで車で行けなくないですが、撮影の邪魔になることや駐車スペースがないので必ず臨時駐車場に止めることをオススメします。
勝間薬師堂のしだれ桜と天体写真
桜の開花時期である4月だと天の川が上がってくる時間は深夜の一時近くになります。また、この時期の夜は寒いので防寒対策をしっかりとしていきましょう。
そして、桜と星空は見てるだけでも心が癒されます。
関連記事
撮影地について
【撮影地の環境】:☆☆
【トイレ】:無し
【アクセス】:車+徒歩20分
【空の暗さ】 :☆☆☆☆
【空の広さ】:ほぼ全方位開けています。
【光害】:街灯の明かりがややあり
【駐車場】:臨時駐車場有り(さくら桜の時期のみ)
4. 天体観測地としても有名な野辺山
中央道の小渕沢ICから車で30分で野辺山に行ける事もあって神奈川、東京、埼玉などの関東圏から天体観測として訪れる場所として好立地な場所にあると思います!
野辺山には野辺山駅という日本一高い所に駅がある場所としてもよく知られていて、更に国立天文台が野辺山にあり、天文の観測地としても有名な場所になります。
撮影地としましては、野辺山のほぼ全域で街灯を避けた小さな道に入って空を見上げると美しい星空が広がっています。
また、コンビニや宿なども充実しており、家族や恋人、友達同士で天体観測を行う場所としては非常に良い場所なのでオススメしたい所です。
野辺山からの天体写真
夏場は、高標高にあるので涼しく気持ちよく天体撮影や天体観測が出来ますが、冬場は-10℃を平気で下回るので防寒対策は必ずしておかないと寒さで全然撮影や観測が出来なくなります…。
それと冬場になると上の写真のようにスキー場の光害の影響を受けたりしますので要注意です。
関連記事
撮影地について
【撮影地の環境】:☆☆
【トイレ】:無し
【アクセス】:車
【空の暗さ】 :☆☆☆☆
【空の広さ】:全方位開けています。
【光害】:光害は街灯の光など
【駐車場】:なし
【スポンサーリンク】
5. 車のCMにも使われた御射鹿池
御射鹿池は諏訪ICから長野県道191号を30分程かけて到着することが出来ます。
周りが木々に囲まれているため天体観測としては少し不利な場所だと思いますが、天体撮影に関しては、夜空に輝く星が水面に映り込んだりするので撮影していて楽しい場所です。
もちろん昼間は綺麗な水面鏡が見れますので、昼間から訪れるのもありかと思います!
御射鹿池からの天体写真
濃い天の川も見れるのでここもオススメ。
関連記事
撮影地について
【撮影地の環境】:☆☆
【トイレ】:有り
【アクセス】:車
【空の暗さ】 :☆☆☆☆
【空の広さ】:木々に覆われているので展望はやや狭し。
【光害】:光害はほぼなし
【駐車場】:有り
【スポンサーリンク】
6. しらびそ高原
長野県飯田市の標高1918mの高原で天体観測地としても有名です。
標高が高いのと南アルプスのおかげで関東圏の光害が妨げられるおかげで暗い空が広がっていて星空を見るには最適な環境となっています。
家族などで訪れるならハイランドしらびそに泊まるのがオススメです。
昼間は雄大な南アルプスの風景を堪能して、夜は天体観測と贅沢三昧ができます。
新緑の時期と秋の紅葉の時期が特にオススメです。見所もたくさんあるのでアクセスが大変な事以外は魅力的な場所だと思っています。
しらびそ高原付近は山の中にありますので訪れるときは前もってコンビニエンスストアで食料などを購入しておくのがいいです。
ハイランドしらびそから下栗の里へ向かう林道を車で進むと天体観測のメッカのポイントがあります。
こちらの場所は街灯などが無く真っ暗な世界になっています。
上を向くとさんさんと輝く星空を見る事ができますので是非訪れてみてください
(※天体撮影してる人が多数いるので車のライトは到着したらすぐに消す。懐中電灯の光も極力使わないのと赤いライトを使う等のご配慮をお願い致します)
11月初旬、冬の天の川と冬の明るい星座
注意点としては11月中旬頃から冬期の道路閉鎖されるため事前情報をしっかりと調べてから行きましょう。(長時間かけて行ったのはいいけど閉鎖で入れなかったら泣けますからね…)
関連記事:
撮影地について
【撮影地の環境】:☆☆☆
【トイレ】:なし
【アクセス】:車
【空の暗さ】 :☆☆☆☆☆
【空の広さ】:ほぼ全方位開けています。
【光害】:光害はほぼなし
【駐車場】:有り
【スポンサーリンク】
7. 八島ヶ原高層湿原
八島ヶ原湿原は霧ヶ峰高原の北西側に位置していて標高は1632mの高層にある湿原で、諏訪からのアクセスもよく駐車場から近くトイレや自動販売機なども揃っておりゆったりと天体観測する場所としての環境は素晴らしい所です。
ただ、夜間だと入り口がわかりにくいのでそこだけは注意
入り口としては、八島ヶ原ビジターセンターあざみ館の駐車場がありますが、駐車場のトイレの近くに道路の下を貫通してるトンネルがあってそこから入ることが出来ます。
トンネルを抜けた先には高原を見下ろせるような場所があります。ここにはベンチもあるので、ゆっくり過ごせます。
空が開けている場所なのでオススメとしては、流星群観測時に行くのがいいかと!
もちろん下の写真のように天の川も充分に見られます。
ただ、諏訪からの光害がややあるので写真の地上付近は少し黄色っぽくなってしまいます。
【スポンサーリンク】
関連記事
光害マップ
天体撮影の時にあったら良いもの
・安全のためのライト
・長時間の撮影の時はレンズが曇らないようレンズヒーターは必須
PROTAGE 結露 防止 レンズ ヒーター 夜露 除去 USB ウォーマー 3段階調節 温度コントローラー 付き
- 出版社/メーカー: PROTAGE
- 発売日: 2018/09/04
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
・夏場は虫がいるので
・星の撮影本
星空写真撮影術 改訂版 天体写真撮影テクニック (アスキームック)
- 作者: 星ナビ編集部
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/03/28
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
その他の天体撮影地スポット紹介