カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第6夜】 千葉県 野島崎灯台と星空と白いベンチ

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目次

 

1. 前置き

台風11号が過ぎた金曜日のGPVの予想を見ると千葉県南房総あたりが快晴になる予報だったので会社終わりに野島崎灯台に向かいました。

野島崎灯台は岩の上に白いベンチが置かれていて白いベンチと天の川の構図が撮影できるため天体撮影スポットとしてはかなり有名な場所になります。

また昼間の観光でも野島埼灯台は、千葉県の一番南にある灯台で観光地としても有名なのでお昼は灯台周辺の観光地巡りもしくは南房総付近での観光後に野島崎灯台で星空を見るのがいいかもしれません。

 

2. 野島崎灯台について

野島崎灯台は、江戸時代に建てられた日本最初の洋式8灯台の一つで洋式8灯台の一つである横須賀の観音崎灯台に継ぐ2番目に古い灯台だそうです。

また、野島崎灯台は「白鳥の灯台」とも呼ばれいて「日本の灯台50選」にも選出されており、国の登録有形文化財にも登録されています。

一般公開もされていて大人200円で見学できるみたいです。

さらに野島崎灯台は、星空撮影スポットだけではなく、夕焼け・夕日スポットなので夕焼け撮影後にそのまま天体撮影ってプランも組むことが出来ます。

 

3. 野島崎灯台の空の暗さ

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千葉県の星空撮影で野島崎灯台はよく紹介されていますが実のところ空の暗さとしてはそこまで暗くはないんです。では、なぜ天の川を撮影出来るかというと南房総で太平洋側に面しており、都内などの光害を受けないためです。これは千葉県の外房の特徴で北や西の空の撮影は適さず、東や南側は太平洋で光の影響を受けないため真っ暗な星空撮影に適しています。

 

4. 野島崎灯台からの星空 (月没と白いベンチと天の川写真)

良くツイッターやインスタでUPされている白いベンチと天の川の組み合わせを撮影するには時期的には天の川が横たわっている状態から立つ状態が撮影出来る4-8月がベストです。それ以降になると天の川の位置的にはどうも微妙な位置になってしまいます。 

 

野島崎灯台星空

私が訪れたのは9月だったので既に天の川は傾いてしまい良く見る白いベンチの上に天の川の構図は撮影できませんでした。

野島崎灯台 白いベンチ

しかし、この時は丁度月が沈むタイミングで白いベンチと天の川、そして月没写真を撮影することが出来ました。個人的にはもうちょい天の川と月の位置が離れていれば完全なイメージ通りでしたが、それでもなかなかいい組み合わせに

野島崎灯台星空

白いベンチに座って自撮りも可能ですが、白いベンチに行くまで岩場を登らなくてはいけないので注意が必要です。

また、この時は撮影車が自分以外にほぼいなかったのでこの位置での撮影が出来ましたが、休日などは混雑して同様の構図や自撮り撮影は譲り合いになると思います。

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しかし、野島崎灯台の上は飛行機が良く飛んでいるのでなかなか飛行機の光跡無しでの撮影は難しかった。深夜帯になれば落ち着くので天の川が深夜に昇ってくる。4~7月あたりが一番いい時期かもしれない。

野島崎灯台星空

 

 

白いベンチの岩場から北側に星空を

上の写真を見てもらうとわかるように街明かりなどでだいぶ星空がかき消されてしまっています。灯台と星空の組み合わせ写真もちょっと撮影は難しいかもしれません…。

それと海沿いだと波しぶきなどで湿度も上がってなかなかクリアな星空にはならないのでいい写真を撮るには何度か通うべき場所だと思いました。

 

以上、野島埼灯台からの天体写真でした。

 

5. 使用機材

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D Mark III ボディ EOS5DMK3

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D Mark III ボディ EOS5DMK3

 

 

6. 野島崎灯台までのアクセス

東京から訪れるならアクアラインを利用後に富津館山道路の終点富津まで高速を使用して行くのが一番早いが、富津館山道路は1車線の区間が多く結局のところ一般道利用とそこまで大きく時間は変わらないので交通費節約のためにアクアラインを降りた後に一般道利用をお勧めしたい。

また、駐車場は数が少ないので休日などは混雑してなかなか停められない可能性もあります。

7. 勝手に撮影地ランキング

撮影地の環境:☆☆☆

空の暗さ:☆☆

野島崎灯台はここでしか撮影できない星空と白いベンチの組み合わせが魅力的だがそれ以外になると空の暗さがイマイチなので構図の多様性がないように感じた.