目次
9月の新月期も天気が悪いまま終わってしまいもうかれこれ白馬大池以降撮影に出ていない状態です…さびしー。
というわけで今回はその白馬大池の記事になります。
1. 前置き
白馬大池での天体撮影は何年も前から計画案だけはありまして、今年やっと訪れる事が出来ました。
実は白馬大池にはテント泊憧れのテント場もあったんでテント泊もいつかは行きたいなと思っていました、
詳しくは別の記事の登山記の方で白馬大池のテント泊についての感想を書いて行きたいと思っていますが、とりあえず白馬大池のテン場は最高だったの一言で終わってしまいます。本当に訪れて良かったと思える場所でした。(天候に恵まれたってのもあるかも)
2. 白馬大池の撮影地の環境や情報について
一応簡単に説明
白馬大池の名称はしろうまおおいけかはくばおおいけの二通りありますがどちらとも正しい読み方だと思っています。
長野県小谷村観光公式サイト|雪と緑と温泉のふるさと、信州おたり|おたりを歩く&登る|白馬大池登山
上記の観光公式サイトでも両方の名前が記載されています。
白馬大池は北アルプス山中の標高2379mにある大池で天空の大池とも呼ばれています。
白馬大池のすぐ側に白馬大池山荘とテント場があり、天体観測か撮影の際には山小屋泊かテント泊になります。山小屋泊とテント泊のどちらともトイレなどの使用が可能です。また、山荘では飲み物や軽食も販売しているので万が一の時の頼りにもなります。
ちなみになんですが携帯電話の電波状況は、docomo, au, softbankの全てが使えず圏外になるそうで。実際に自分はauでしたがテント場周りでは圏外で使用出来ませんでした。
上の写真のテント場近くの白馬大池は浜辺みたいになっているのでに白馬大池の水に足を突っ込んだりすることが出来るんですよ。ただ、右の部分は岩場ばかりなので夜間の撮影の際には足場に十分気をつけて撮影する必要があります。
3. 白馬大池の空の暗さについて
白馬大池は北アルプスの山中にあるので光害の影響をほとんど受けず月明かりが無ければ星が降ってくるような錯覚に陥ってしまうぐらいです。
細かい光害の影響があるとすれば白馬村や遠く富山もしくは高山の街明かりだと思われる光害があるぐらいだと思います。日本海側は大きな街がないので暗い星空が広がっています。
光害マップ
白馬大池の光害マップでは値は0.31で北アルプスの平均的な値ですね。このぐらいの値ではあれば天の川はそれはもうくっきり見えます。
4. 白馬大池からの星空(水面に写る星空の写真)
天体撮影開始後は月明かりで暈(かさ)が出来るほどの高層雲に覆われていました。
一応薄曇りなので雲の向こうに明るい惑星である火星、土星、木星が月明かりに負けずに輝いています。この日の月は上弦の月なので撮影するとかなり明るくなってしまいます。
月明かりは天の川の撮影などではやや不向きですが、上弦の月は23時頃に沈んでしまいそこからは真の星空が現れます。
白馬大池山荘と星空
白馬大池山荘とテント場のカラフルなテント群の写真になります。お盆最終日でしたが30張しかないテント場のあちこちにテントが張られていました。
白馬大池山荘の灯りもありますが、21時30分あたりには全消灯になり真っ暗な世界に変わります。
雲があるうちはのんびりと北極星周りの星座を撮影していました。上の写真は蓮華温泉につながる登山道。ちなみにこのもうちょい先に行くと携帯の繋がるエリアがあるのでそこに行って今後の天気を観ていました。
まあ、上の写真ではだいぶ北側の空の高層雲が無くなって行っていることがわかります。
この日は秋の澄んだ空気が入っていたのと風がほとんどなかったので素晴らしい星空が広がっていて尚かつ水面が自分の思い描いた通りに波だってなく綺麗な水面鏡(リフレクション)になりました。
よく天の川がガッツリと水面に映り込んでいる写真とかがありますがあれはPhotoshopとかで天の川を反転させてる場合が多いです。
今回の写真はPhotoshopとかで一切弄っていなく(Photoshop LRで現像処理はしています。)そのままの映り込みですね。ここまで綺麗に映り込んだ水面鏡を撮れたのは恐らく初めてだと思います。
月が沈んだ後にテント場と天の川を撮影した構図
月明かりが無くなると天の川がはっきりと写り込みますが、月明かりで浮かび上がせていた山容の風景は影だけとなってしまいます。
この後も白馬大池に映り込む天の川の写真を撮影していたのですが、眠気に襲われてこのままだとカメラを池ぽちゃしそうだったのでテントで仮眠を撮りました。
時は過ぎて午前3時
この時間帯に起きたのは下の写真の構図を狙っていたからです。
白馬大池と水面に写る真夏のオリオン
8月になると早朝に冬の星座であるオリオン座が昇って行きます。続にいう「真夏のオリオン」でオリオン座が昇ってくるのを見ると夏の天の川の時期ももうおしまいだなと感じさせられます。
丁度オリオン座とふたご座が昇って来て水面と上下対象になる構図を狙っています。
企みは上手く行き自分の中では最も完成された映り込み写真を撮影することが出来ました。
特にオリオン大星雲も水面に映り込んでいるという事は水面が全然波立っていないということ。ここまで綺麗に撮れたのは相当運が良かったんだと思います。
この後はすぐに薄明が始まってしまい白馬大池の楽しい天体撮影の幕が閉じました。
5. 撮影地勝手にランキング
6. 撮影機材
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