カメラと星景写真の日々

まだ見ぬ星景写真を求めて

カメラと星景写真の日々

秘境の島 北海道にある天売島と焼尻島がフォトジェニックな島だった。 第1日目 天売島までの道のりと島内観光!

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天売島からの夕景

関東が梅雨入りしたってよって聞いて、そうだ梅雨がない北海道に逃げよう!ってな感じで北海道旅行を考えていたら友人が北海道の離島であり、秘境の島の天売島、焼尻島にを訪れる計画を立てていたので、その計画に便乗して訪れて来ました。

さらに、今回は都内の新宿から新潟へそしてフェリーで小樽さらにそこから札幌へ出て高速バスで羽幌町のフェリー乗り場をへて天売島と焼尻島へとたどり着くという旅をして来ました。

 

そんなわけで第1日目は天売島と焼尻島までの旅の記録を書いていきたいと思います。

 

目次!

 

 

天売島とは?

天売島(てうりとう)は、北海道の苫前郡羽幌町(はぼろまち)にある羽幌港から西に30kmの日本海にある島です。島の周囲は約12kmで、人口は少なく317人しかいません。島で有名なのがウミガラスやウトウなどの海鳥で、島に訪れる人は基本的にこの海鳥目当ての野鳥愛好家が多く訪れる島です。

 

焼尻島とは?

焼尻島(やぎしりとう)は、天売島と同じく北海道の苫前郡羽幌町(はぼろまち)にある羽幌港から西に25kmの日本海にある島。

天売島と異なり食用羊が放牧されており、島ではジンギスカンを食べる事が出来る。

また、海水浴場やキャンプ場がある。特にキャンプ場は海に面しておりキャンパーには是非訪れて欲しい感じのキャンプ場だった。

 

1. 天売島までの道のり

今回は島の滞在時間より島まで行くまでの道のりが半端無く遠かった。

いや飛行機で北海道までいけばすぐなんだけど新潟から出ている日本海フェリーに乗って北海道の小樽までの航路を一回体験してみたかったってのがある。

とりあえず、仕事終わりの金曜日に新宿のバスセンターを出発

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 翌朝の朝4:30ごろに新潟の万代バスセンターに到着

普段は自分の車でのんびりと運転しながら眠くなったら気ままに寝るんので、ひっさびさの深夜バスの3列シートは体力的にもきつかった…。

深夜22:40発の早朝4:30着で早く着いたのは良いけど新潟の万代バスセンターの近くのお店はコンビニ1店舗意外何処も空いてない…

ちょっと歩いたところにマックがあったのですな開店時間は午前の6時から始まりだったのでまだ入れないということでバスセンターのベンチでうつらうつらしてたらいつの間にかに時間が経って友人と合流

 

その後は信濃川散策後、友人に万代バスセンターの中にある「万代そば」というお店のカレーが美味しいという話を聞き行ってきました。

 

ちょくちょくテレビ番組(アメトークとか)で紹介されてるお店みたいなのと深夜バスから乗車してすぐなので朝の8:30ぐらいでしたが既に行列が出来ていて、10分ぐらい並びました。

立ち食いの「そば、うどん、カレー」がありますが並んでる人はほとんどがうどんとかじゃなくてカレーを注文していました。

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営業時間は8:00~19:00までだが、午前中にカレーが売り切れる事もあるらしいので行くなら早めの時間帯の方がいいかもしれない。

 

そんなわけで、自分もカレーを頼んだ。

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出てきたカレーは昔ながら?の黄色ルーのカレーで一見甘口に見えるけれども実際は中辛程度の辛さだった。

値段は500円と格安でレトルトな感じではなく味はこれまで食べたことないような美味さ癖になる感じの味でした。

 

 カレーを楽しんだ後は新潟のフェリーターミナルへ

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今回乗るフェリーは新日本海フェリーの「らべんだあ」という名前の船で、新潟-小樽を16時間程で結ぶ長距離フェリーとなっている。

フェリーの乗船時間は16時間近くで、こんなにフェリーに乗ってるのは、2年前に訪れた小笠原以来だ。

といっても小笠原は25時間掛かったのでそれに比べると9時間ぐらい少ないし、深夜バスの疲れなのか船内ではほぼ爆睡状態でした。

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乗船時間は昼間の11時からで出港は11:45

 

さて、天売島行く前に新日本海フェリーの乗船記録も書いて思い出に残すため書いていきたいと思います。

 

新日本海フェリーについて

www.snf.jp

定期航路としては、舞鶴ー小樽航路、敦賀ー苫小牧航路、新潟ー小樽の航路があります。新日本海フェリーは、乗用車やバイクも積むことが出来るので北海道ツーリングをしたことある人ならもしかすると聞いたことがあるかもしれない。

 

 

船内の様子

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乗船するとすぐに豪華なエントランス

船の中というよりかは、ホテルの中にいるみたいな感じだ。

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売店もあってアイスとか船内限定品なども売っている。

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通路も新造から1年しか経っていないので綺麗な状態。

今回泊まった客室の様子

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今回予約したのは、「らべんだあ」のツーリストCという部屋で、雑魚寝部屋ではなくカプセルホテルみたいな個室になっている。

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もちろんカーテンみたいなのも下ろせるのでプライバシーはかなり保たれています。最近の客船は大部屋を無くしてこうしたプライバシーが保たれるようになってきている。

更に頭上のところにライトとコンセント一個が装備されていて、その下に収納棚があるので就寝時は収納棚にスマホを置いて充電ができます。

身長170cm前半ですが、充分足を伸ばせて寝ることが出来た。

 

値段は期間によるが、オフシーズンであれば6680円でオンシーズンだと10380円となる。詳しくは下のサイトに値段が書いてあるので参考にして欲しい

新潟~小樽|航路・ダイヤ・運賃|舞鶴・敦賀・新潟・秋田と北海道を結ぶフェリー航路。

 

今回はオフシーズンだったので、6680円で北海道の小樽までいけた。深夜バスが5000円ちょいだったので合計で1万ちょいだ。格安航空にはもちろん移動時間とかで負けてしまうがのんびり旅が出来る学生などに取ってはありがたい価格だと思う。

 

大浴場について

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最近の長距離のフェリーは大浴場が備えられているフェリーが多いが新日本海フェリーの「らべんだあ」にはフェリーとして珍しく露天風呂付きな大浴場があります。

それも、比較的大きなお風呂でゆったりとつかれるお風呂…!しかも、露天風呂だけではなくサウナもついていて、夜の終了時間(22時頃)までは入り放題な魅力的な施設

 

シャワーだけだと、さっぱりした気持ちにはなれるんですがやっぱり湯に浸かると圧倒的に疲れが取れる。

 

フェリーのお風呂場は普通の銭湯みたいな感じで脱衣所にらロッカー、トイレ、自動販売機等完備

浴場も15人程は入れるほどの洗い場と湯船が付いていて、奥に行くと露天風呂とサウナがあります。

 なので、ゆったりと日本海の風景を眺めながら湯船に浸かれる最高の船旅が出来る船なんですよ。

ただ、波が荒い時は船自体の動揺のせいで湯船の水がこう波みたいに揺らぐので波が荒い時は落ち着いて入れません笑

 

食事について

レストランとカフェがありまして、カフェだと下の写真の様にピザやたこ焼き、ビールとつまみなど軽食類が揃っています。自分はたこ焼きとズワイガニピザとフライドポテトとがっつり頼んで1900円と随分とお昼にしては高い値段に…

味は飛びっきり美味しいというわけではなく普通のピザとポテトの味ですがやっぱり船の上で食べるのは雰囲気でしょうか?何が違う

というより昼間からビールとピザを食べる贅沢さもあるかもしれません。

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駄目だ美味しそうな料理の写真が撮れてない〜!!インスタで美味しそうな料理の写真の撮り方学ぶしかないですね…。

船内のレストランは夕食時に入ってみました。 他のフェリーで良くあるような食券式ではなく、色々な小鉢や食事か並んでいて好きなものを取って組み合わせたり注文したりするカフェテリア方式になっています。

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美味しそうなのばかりで結構悩みますが昼間結構食べてしまったので、ビーフシチューとスープ代わりにかけうどんを頼みました。(結構多いですが船内での楽しみは食事しか…)

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かけうどんも他のフェリーより、味が濃くなくさっぱりとした感じで美味しかった。

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ビーフシチューのお肉はとろけるような感じで美味しかった…

 

新日本海フェリーから見る日本海へ沈む夕日

外にも出られる様になっていて、机やイスが備え付けられています。

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新潟出発時は梅雨空ならではの曇天の空でしたが、北に進むにつれ、雲は残るものの晴れてきて日本海へと沈む夕日を見る事が出来ました。

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船上から見る夕日は、地上とはまた違った雰囲気があるので好きなんですよね。

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とりあえず、晴れて良かった。太陽の沈む方角に雲は無さそうなので明日は晴れそうだ。

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日本海側の夕日を見られる様に大窓もある。

夕日を見た後はもう一回お風呂に入って、その後は深夜バスでの疲れなのか爆睡しました。

 

新日本海フェリーから見る朝焼けと小樽へ

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翌朝の3:30頃、他の乗客の「朝焼けが綺麗だぞ!」という声で目が覚めて、甲板に出て見ると下の写真のように綺麗に焼けていました。

夏至に近いので、もう朝の3時頃には薄明が始まってるんですよね。

天体撮影してる身だとこの時期は夜が短いので、撮影してたらいつ間にかに明るくなってる!ってことがよくあります笑

ただ、梅雨の時期なので撮影できる日自体がそもそも少ないですが…。

4:30に下船なので、朝焼け撮影後はすぐに下船準備

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下船準備後に少し余裕があったので、船の上から小樽の街並みを

小樽は雲に覆われていましたが下船の頃には空気の抜け具合が素晴らしいさわやかな朝の雰囲気となりました。

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小樽港と新日本海フェリー「らべんだあ」

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小樽港からの海を望む

 

新宿から出発して既に一日以上経ってますが、まだ目的地である天売島まではここから半日ほどかかります…! 

飛行機とか使えよ!って話ですか、今回は船旅をしてみたかったので、こんな移動だらけの日程になってます。

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小樽からはまず電車を使って札幌に出ます。

 

札幌から天売島に行く羽幌市のフェリー乗り場に行くために札幌発の特急「はぼろ号」に3時間ほど乗車します。(移動距離だと東京から軽井沢に行くぐらい) 北海道はほんと広い…

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札幌発の特急「はぼろ号」 で面白いのが、萌えキャラが描かれているんですよね。

観音崎らいな」という名前で高校生ぐらいだと思ったんですが年齢設定は13歳…中学生…?

さらに、特急「はぼろ号」ではなく、連絡バスや羽幌から天売島に行く「高速船 さんらいなぁ2」にも二頭身キャラが描かれています。

 

2. 羽幌港フェリー乗り場へ

昼の11時過ぎに羽幌の本社バスセンターに到着、そこらは連絡バス(料金200円)でフェリー乗り場に向かいます。

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なんでこんな萌えキャラが多いのかというと多分羽幌市の下に留萌市(るもい)というのがあってこの留萌の中に「萌え」の漢字が入ってるので萌えを連想で萌えキャラ推しをしてるみたい

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連絡バスを下車するとすぐにフェリー乗り場がある。写真は高速船側から撮った写真になるが建物自体は新しく綺麗だ。

更に中には食堂があるので船を待つ間は食事も出来る。

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高速船「さんらいなぁ2」にも萌えキャラが描かれている。ほんと至る所で見る。

ちなみに高速船のチケットについては乗船30分前から購入出来る。

ただ、船は波が高い時や風が強い時に欠航する可能性が高いので、基本は羽幌沿海フェリーのWebページを確認をするのがオススメ…!

HP:羽幌沿海フェリー

(ちなみに当日の欠航等の情報についての更新時間は午前7:00)

特に高速船は本当に欠航しやすいので要注意

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羽幌港から遥か彼方に利尻島利尻富士を見る事が出来た。利尻富士が見えるという事は相当空気が澄んでいる。

にしても利尻富士は初めて見たけど洋上に浮かぶ綺麗な山だ。

利尻島にはまだ訪れた事無いがいつか訪れて利尻島の星空や利尻富士に登ってみたさはある。

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船の甲板に出られて、船が動いている間もずっと外にいられるが流石に6月でも北海道の空気は冷たかったので長時間外にいるのはやや辛かった。 

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船内は、座席の他、TVやトイレなども備わっている。船内のトイレにウォッシュレットが装備されているのは驚いた。

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空を見上げると太陽の周りに虹の輪っかが出ていた。

これは、日暈(ひがさ、にちうん)と言って太陽に薄い雲がかかった際に良く見られる。

細かく説明すると雲を形成する氷晶に太陽からの光が通り抜ける際に屈折されることで発生する現象

レア現象と言われるが空を見上げると意外と出ているケースは多々ある。また、伝承

などではこの日暈が出現すると天候が崩れるという言い伝えがあるがこれは、前線の前方に日暈を発生させる巻雲や高層雲があるためです。

 

3. 天売島へ上陸…!

 

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1時間ほどの航海で二日間に渡っての旅路が終わり天売島に到着した。

今回宿泊する「民宿 竹内」という所に宿泊した。

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民宿 竹内

昼間の写真を撮り忘れていたため翌朝の民宿 竹内の様子

民宿は港から歩いて5分ぐらいで目の前には焼尻や港、利尻富士を見られるスポットが用意されている。

展望スポットは民宿のお客用として用意したわけではなく、宿の子供たちが浜で遊んでるのを上から見守るために用意された場所だったそうだ。(ちなみにその浜は現在は道が出来ていてなくなっている)

 

これは2日目の記事に書くけど、この宿からは朝焼けを見る事が出来るのでオススメしたい。

民宿竹内HP:

d51498.com

 

宿に到着して、友人の船の撮影に付き合った後はお昼を食べに出かけた。

お昼は天売島のてうり亭で食事を取った。本当はウニ丼を頼もうとしたが漁の解禁が6月の下旬からみたいで、残念ながらこの時はウニは食べられなかった。

代わりにメジマグロ丼が美味しそうだったので注文(値段は2300円程だったので高く感じるが、観光客も少ないしこの値段は妥当だと思う。)

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メジマグロ丼美味しかった…

ここの食堂はお昼の14時までやっているそうだが、人の入りが少ないと早めに店を閉める場合があるみたいなので注意が必要

 

てうり亭で食事を取った後はその隣にある「おろろんレンタル」でレンタルバイクを借りた。

 

 

レンタル時間と料金 

■自転車 ○ゆったりコース(4時間まで)1,000円 超過料金なし
■電動自転車 2時間 1,500円 半日 2,000円
■バイク50cc ○ゆったりコース(2時間)2,000円 超過料金500円/30分・燃料付き ○お急ぎコース(1時間)1,500円 超過料金500円/30分・燃料付き
■バイク100cc ○ゆったりコース(2時間)3,000円 超過料金500円/30分・燃料付き ○お急ぎコース(1時間)2,500円 超過料金500円/30分・燃料付き
■レンタカー(軽自動車)1時間まで3,300円 超過料金1,000円/30分・燃料付き

おろろんレンタル:おろろんレンタル of TEURI Island website

 

 

 

 

時間を考えると値段は高く感じるが実際島内はレンタルバイクなら2時間ほどでのんびり回れるのでそれ以上借りても仕方がない部分がある。

 

自分は夜の天体撮影のために夜間も借りたいことをダメ元で伝えたら何と夜間も使用していいことに…!ただ、夜間の使用はかなり気をつけて欲しいと念押しされた。

そんなわけで、小笠原島内観光以来のレンタルバイクを借りた。

天売島の周囲は12kmあり、歩いて周れないことはないが自転車かバイクもしくはレンタカーを借りた方が動きやすい、島を一周する際には坂を登らなければならないので普通自動車の免許があれば自転車よりかはレンタルバイクを借りた方が島内観光はしやすくなる。

 

4. 天売島の島内観光

 レンタルバイクを借りて早速島内観光兼天体撮影地のロケハン

赤岩展望台

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とりあえず前もってグーグルマップで調べていた赤岩展望台へ。

方角的に天の川が登ってくる方角的には良い立地ポイントで更にここには灯台があるので天の川との組み合わせが狙える。

そして、何より有名なのがウトウという鳥の巣が至る所にあること、夜になるとそのウトウが一斉に巣に帰って来るのでそれ目当てに野鳥カメラマンが多く集まる場所だ。

実際に、その巣は至る所にあり地面は穴ぼこだらけになっている。夜にはウトウのツアーがあり1500円で参加できる。

 

写真にある白いのは全部ウトウの排泄物…!ただし、踏んで靴に付くとかは一切ありませんでした。

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灯台の脇にある道を進んでいくと、手すりの付いた木道がある。ここはウトウの巣の観察するために用意されている。

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更に奥に進むと日本海を見張らせる展望台に出るがここからの眺めも絶景だった。

 

千鳥ヶ浦園地

千鳥ヶ浦園地は、赤岩展望台からの道を更に進んだところにあり、開けていて眺めがかなり抜群なところ。

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f:id:Starryheavens:20180616125414j:plain360度の展望となっており、利尻富士や焼尻島、北海道本土を見る事が出来る。

また、小さな道を進んでいくと野鳥観察小屋が備えられていて断崖絶壁に巣を作っている野鳥なども見る事が出来る。

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野鳥の観察小屋があり、上の写真の様な50倍もの倍率を持つ観察用望遠鏡が備え付けられています。

 

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後ほど紹介しますが千鳥ヶ浦園地からは、日本海に沈む夕日と利尻富士という素晴らしい風景も見る事が出来ます。

 

観音崎展望台

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萌えキャラの「観音崎らいな」の元ネタの展望台。

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ここからも天売島の断崖絶壁の壮大な風景を望める場所でした。

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また、観音崎展望台から崖が崩れ偶然ハート形になった崖も見る事が出来ます。

 

今回訪れた島内観光スポットはこの三箇所で、写真を撮りながら天売島観光しましたが所要時間は1時間半ほどのなので、前で紹介したレンタルバイク2時間が丁度いいと感じました。

天体観測や撮影だと、赤岩展望台か千鳥ヶ浦園地あたりが方角的にも空の開け具合が良さそうでした。

 

5. 宿の夕食

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ウニは禁漁と聞いていたのでてっきり食べられないかと思ってたんですが、宿に宿泊した観光客用にはウニを採っているみたいで丸々一つ出てきました。

ウニをこうして丸々食べるのは初めてで食べ方わからなかったのですが、宿の人曰く「一つのウニに身が5つ入ってるからそれをスプーンですくって食べる」とのことです。その身って言うのが良くお寿司とかに乗っかってるウニの身

ただ、慣れてないとその身をスプーンで取るのはなかなか難しいです。

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その他の海鮮料理もめちゃくちゃ美味かった…。

 

宿の夕食を食べ終えた後は、狙いは日本海に沈む夕日と利尻富士そして野鳥小屋でフォトジェニックな写真を撮ることで下見していた千鳥ヶ浦園地へ向かいます。

 

6. 千鳥ヶ浦園地からのフォトジェニックな夕焼け

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千鳥ヶ浦園地から日本海に沈む夕日と野鳥観察小屋

 

千鳥ヶ浦園地には自分以外の観光客がいなくて一人静かに夕日が暮れるのを写真を撮りながら見ていました。

空には薄い高層雲があることによって普段見られない様な独特な空模様が広がっていました。

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遠くに見える利尻富士は、夕暮れのほんの僅かな時間赤く染まっていました。

ほんとこの日の夕焼けは素晴らしかった…。ただ、夕焼けの美しさだけではなく天売島からのこの雄大な眺めがあってからこそ見れた風景だと思っています。

 

7. ウトウの帰巣

雄大な夕焼けを見た後は、ウトウの帰巣を観察しに赤岩展望台へ移動しました。

ウトウについて

海鳥の一種で、この北海道の天売島は約100万羽以上の繁殖地となっています。

夜明け前に巣穴から飛び立ち夕方の暗くなった頃に餌を咥えて戻ってくるという習性を持つ海鳥です。

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ウトウがイカを咥えて巣穴に戻って来た瞬間

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ストロボを使用しているように見えますが、ツアーの間だけはツアー用のライトが用意されていてこのように観察しやすくなっています。

 

そういえばこの後、天体撮影をしていた時に一部のウトウの個体の頭部が光っていたのを見たんですがそういった個体もいるのでしょうか…?

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ウトウの撮影をしているとだいぶ日が暮れて来たがこれでもまだ20:30だった。

夏至が近かったがここまで明るい時間が長いとは…

 

だいぶ一日目の記事が長くなってしまったので天売島での天体写真の紹介は次の記事で

 

続き

starryheavens.hatenadiary.jp

 

 

天売島の自然観察ハンドブック―鳥と花の島

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日本百名島の旅

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