カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第56.5夜 番外編】 長野県 高ボッチ高原から見上げる季節外れの冬のダイヤモンド

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どうもstarryheavensです。今回は初の番外編でお送り致します。

前回の新潟県 星峠と長野県 駒つなぎの桜の移動の間に行ってみたかった長野県高ボッチ高原を訪れて来ました。

starryheavens.hatenadiary.jp

 

といっても今回は本格的な天体撮影というわけではなく、諏訪の夜景と夕景狙い&ゆるキャンの聖地巡りや天体撮影の下見で訪れて来ました。

撮影場所の紹介

高ボッチ高原は、長野県岡谷市塩尻死の間にある標高1665mの山を持つ高原で夏の平均気温も20℃前後と過ごしやすく多くのキャンパーが訪れる高原です。また、岡谷ICから15kmと近いため首都圏からの観光でも有名な場所です。

更に、夜になると諏訪盆地の夜景や雲海と富士山を撮影出来るのでカメラマンの撮影場所としてもかなり有名な場所なのでこの場所の名前は耳にしたことはあると思います。

高ボッチ高原命名は、もののけ姫でも出て来たダイダラボッチが腰を降ろし休憩したという伝承から来ているともされています。他にもいくつか命名の由来がありますが正式な由来はわかないそうです。

 

高ボッチ高原は12月初旬から4月の初旬まで冬期閉鎖されてしまうのでその時期あたりに行く時はチェックが必要です。(年によって閉鎖時期は異なりますのでなおさら)

 

最近では、漫画とアニメのゆるキャン△高ボッチ高原が登場したのでその聖地としても有名です。実際作中では人が少ないように書かれていましたがかなり多くのキャンパーや観光客が実際にはいます。

撮影地の空の暗さ

諏訪の光害と松本の光害を受けてしまうので正直天体撮影地としてはかなり微妙なところです。それでも都心部よりかは断然綺麗な星空が見えるので家族や友人のキャンプついでの天体観測場所としてはトイレや自動販売機等が揃っているのでオススメです。

光害マップ

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光害の値的には0.67なので天の川が見られる空の暗さはあるはずなんですが、天の川が見える方向に諏訪市があるのでそこからの光害で撮影が困難になっています。

もちろん天の川が撮影できないわけではなく撮影は出来るんですがかなり天の川が上がった場合とかか現像で色々調整しないとこうはっきりとした天の川が写し出せないと思います。ただ、雲海が発生し諏訪市からの光害が抑えられていれば雲海×富士山×天の川という超フォトジェニックな写真が狙えるはずなので狙いに行く価値はあると思います。(年に数回あるかないかですが…)

 

写真

今回良い写真は撮れていません…。4月なのに30℃もあったせいか空気の霞具合が酷く空の質としては恐らく最低レベルだったんじゃないかと思うほどでした。

あと、すみません写真としてはちょいと微妙なのばっかです…。

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高ボッチ高原から諏訪方面

本来ならば、諏訪の夜景と富士山を一緒に撮影できるのですが霞で視程が悪く諏訪の夜景と諏訪湖のみしか写らないという状況に、一応天気では快晴になってるんですよね。

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北アルプス方面を撮影、宵の明星がちらっと真ん中ちょい左上にあります。

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↑夕焼けと冬のダイヤモンド

本当は、ソフトフィルターを用いたかったのですが用いると月明かりで月の方が強調されてしまうのでそのままで撮っています。

写真だと見にくいですが、冬のダイヤモンドはおおいぬ座シリウス、オリオン座のリゲル、おうし座のアルデバランぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックス、こいぶ座のプロキオンをそれぞれ結び出来た6角形のことを冬のダイヤモンドと呼んでいます。全て1等星で構成されているので、日が沈んで片割れ時でも目にすることが出来ます。

冬はこの冬のダイヤモンドは華やかさがあり人気ですが、春になると夜の早い時間帯には沈んでしまうので春にはあまり撮影はされていません。

次に冬のダイヤモンドにあるのはまた秋頃なのでしばしのお別れです。

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だいぶ日が暮れた後の冬のダイヤモンド月は冬のダイヤモンドの中に入っています。

ちなみに上の写真を見てもらうとわかるんですがだいぶ霞が酷く街明かりが拡散されて星が撮りにくくなっています。こうなると撮影した後の現像でもなかなか綺麗にすることができません。

 

高ボッチ高原は、トイレや自動販売機とかあったり車で撮影地の近くまで行けるので非常に撮影地としては過ごしやすい環境が整っていると思います。

また、観光でも諏訪の夜景と富士山を一緒に見れたり出来るのでデートスポットとしてもオススメできますね。

 

勝手に撮影地ランキング

撮影地の環境:☆☆☆☆

空の暗さ:☆☆

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