カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第44夜】 2017年ふたご座流星群 真夜中の星降る夜に夜空を見上げて

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どうもstarry heavensです。

 

今回は三大流星群の一つふたご座流星群の撮影に出掛けて来ました。

今年は月明かりの影響も少なく条件としては昨年に比べていい条件でした。

しかし、ピーク時がお昼頃となっていたので2014年の観測時よりかはあまり見られないかなと思っていましたら予想に反して多くの流星及び火球を観測することが出来ました。

 

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↑オリオン座の側を流れる流星

ふたご座流星群について

ふたご座流星群はふたご座α星付近を放射点として出現する流星群(後ほど放射点からの写真でご紹介します)で、12月の初旬から12月の中旬過ぎまでの活動があります。極大期は12月14日から12月15日で毎年変わります。だいたいこの辺の夜中には多くの流星が流れ冬の夜空を楽しませてくれます。

12月なので関東平野は比較的冬晴れで観測しやすく、夜は冷え込みますがその分空の透明度が良いのでもっとも観測に向いている流星群ですね。

ふたご座流星群1月のしぶんぎ座流星群8月のペルセウス座流星群の年間の三大流星群の一つになります。

この流星を生み出す塵を運んでくる母天体は小惑星のphaethonではないかと考えられています。実はふたご座流星群は1900年代に入るまでの出現数としては少なく、1930年から少しずつ増えて行ったそうです。この原因としては、流星の元となる流星物質が地球と接していなかったと考えられているそうです。

今後も流星群の活動は活発に活動していくそうですが、もしかすると流星活動が衰える可能性もなくはないみたいです。

こう考えると今流星の数があまり見られない流星群でも将来的には多くの流星が見られるように活動する流星群も現れるかもしれませんね。

 

ふたご座流星群の活動としては、平均として一時間に20個から30個ほど見られると言われていますが、条件がよいと一時間に60個近く見られるそうです。

今回の観測では正確には数えてないですが間違いなく一時間に60個近くは見れました。

ほんと願い事がし放題な状態でしたね。

 

撮影場所

本当は伊豆半島から撮影予定でしたがあいにく夜の0時までは曇り予報が出てたので場所を変えて富士山の西湖に向かいました。

平日なのでそこまで人がいないだろう思ってたのですが、現地に18時ぐらいに到着すると既に車がちらほらと止まってました。

その後も0時まで撮影を続けていたのですが、どんどん仕事終わりなのか訪れる人が増えていき最終的には20人以上の人が集まっていました。(精進湖では100人とか…)

 

流石に人が多くなって来たのと撮りたい構図で取れたのでその後は朝霧高原の方に移動して流星撮影・観測していました。

 

撮影機材

今回は5DMarkⅣと赤道儀ポラリエと6Dで一つは星景写真、もう一つは放射点からの流星狙いで赤道儀と組み合わせて運用しました。

本当はインターバル撮影中にレンズが曇らないようヒーターを付けるのですがこの日は空気が乾燥していたのでヒーターは使用しなくても問題なかったです。

 

2017年ふたご座流星群の観測記録

撮影日時:12/13夕方-14の未明

天気は晴れ

気温は-7度

 

ふたご座が昇ってくるまではちらほらと小さな流星と長い軌跡を描く火球が僅かばかりに見られたぐらいでした。

 18時から0時までの観測では1時間に小さいのも含めて目視で確認出来たのは10個程度でした。

その後に朝霧高原へと移動し、到着したのが0時30分になります。

車から降りたらすぐに多くの流星にお出迎えされました。西湖は朝霧高原よりも明るいの北が山なので流星を見逃してた恐れがありますがそれでも深夜になるほど流星の数は増えていっていました。

特に、深夜2時からはまさしく星の降る夜って感じで1時間に60個以上は見られたと思います。(2001年のしし座流星群には負けますが…。

数的には2014年に観測したふたご座流星群よりも多かったイメージです。

特に小さな流星だけではなく明るくて流星痕も残るほどの火球を多く見る事が出来ました。さらに写真でも捉えることが出来ています。

 

ふたご座流星群観測写真

 

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↑西湖より富士山と冬の星座と流星

撮りたい構図としては富士山×流星×冬の星座でした。18:00から0:00まで撮影していたのですが残念ながらこの構図で明るい流星が入ったのは一枚だけでした。13日の夜は多くの流星は流れず日付が変わってからより多くの流星が流れていましたね。

 

その後、朝霧高原に移動

朝霧高原側の方が空は暗く小さな流星も多く見えていました。

この日は風も無く非常に穏やかな天候だったので寒さをそこまで感じずに観測・撮影が出来ました。また、湿度も低くレンズヒーターをしていなくてもレンズが曇らなく非常に快適に撮影が出来ました。

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↑富士山に落ちる流星

流星は四方八方見れますが、放射点から遠いほど長い流星が見れます。よく放射点の方を向いて見ましょう的なことが言われてますが個人的には放射点の逆方向を見た方が綺麗な流星が見られると思います。

そして、流星の数がより多く見られるのはふたご座が天頂つまり、真上に来たときには本当に星降る夜見たいに四方八方に落ちます。とても楽しいです。

ただ、天頂に来る時は深夜1時とかなので寒い&眠いのを我慢する必要性がありますが、多分流星を見てる間は寒いとか眠いとかの感覚がなくなるでしょう。自分がそうでした、もう興奮して楽しんでいましたね。

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↑フレームアウトしてますが北斗七星を貫く程の流星痕が残るほどの大火球

この火球は流星痕がはっきりと肉眼で見えるほどの大きさでした。

 ただ、観測しているとふたご座流星群以外の火球もちらほら見られました。

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 ↑冬のダイヤモンドと流星

冬の星空の名物である冬のダイヤモンドとふたご座流星群になります。丁度写真の上にある二つの並んだ星から流星が流れているのがわかりますね。

レンズは15mmで少しトリミングしていますが、この超広角レンズにこれだけ写る流星というのは普段はなかなか撮れないものです。

それと色ですが最初は赤系その後は緑に変化しています。これは流星の物質によって色が変わってきます。

流星は元々ミリ単位からセンチ単位の大きさで重さも1円玉にも満たないですが、宇宙空間から大気に進入してくる時秒速40kmとかなり早い速度で進入しています。高速で突入すると、地球大気の原子や分子に衝突し、プラズマ化することにより発光現象が見れます。このプラズマ化する時に流星の物質由来で色が変わりますが、緑色については地球の大気層の酸素がプラズマ化するのでそれで緑色になります。

 

続いてポラリエを使って冬のダイヤモンドとふたご座流星群放射点から流れている様子がよくわかる写真を今回初めて作ってみました。この写真は赤道儀さえあれば比較的簡単に作れますので今度作り方をブログでご紹介致します。

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本当はソフトフィルターを入れてもっと目立つようにすればよかっと撮ってから後悔…。来年頑張ります…

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上の写真だけだとわかりにくいので放射点とふたご座の位置を示してみました。

 

放射点はふたご座のカストルの近くにあります。ふたご座の近くに放射点があるのでふたご座流星群と呼ばれています。

ここから放射点上に四方八方流れます。水色の線の先に流星がありますがだいたいが放射点の方角から流れているのが見て取れます。写真を拡大してみるとわかるのですが放射点の近くにも流星が流れていますがめちゃくちゃ流星の経路は短いです。放射点から離れるほど流星の経路が長くなるのがこの写真からでもわかりますね。

それと、この写真には丁度冬の大三角形であるペテルギウスとプロキオンを結んだ間にも流星がありますが、これはふたご座流星群ではなく別の単体の流星になります。

流星群の時ももちろん独立した流星も流れてきますので放射点を理解していると流星群と独立した流星を見分ける事ができます。

 

流星群撮影・観測で思ったこと

夜空の流星を見るよりかはカメラのディスプレイをずっと見られてる方が多かったと感じます。せっかく多くの流星が流れていて美しい光景が広がっていたのにそれを見ないのはもったいないと感じました。でもこれは、人それぞれなので何とも言えませんが…。

 

まとめ

2017年のふたご座流星群は2014年に観測した時よりも多くの流星と火球を見れた気がします。来年も月明かりと流星の極大時間が夜間になるのでまた見に行きたいですね。

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