カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第37夜】 時が止まった廃墟と時が進む星々

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前回:

starryheavens.hatenadiary.jp

 

天体撮影記 第37夜は、廃墟と星景の組み合わせを撮影してきました。

今回は同行者として、廃墟×星景写真でインスタで有名な啝(わ)さんとご一緒に撮影にいきました。

 

啝 (わ)について

工場の廃墟、遊園地の廃墟、乗り物の廃墟など時が止まってしまったモノと星の組み合わせである廃墟×星景写真のジャンルだと先駆者な方です。

インスタやTwitter等で素晴らしい写真の数々を上げられているので是非ご覧ください。

見ているだけでもノスタルジックさや不思議な世界観を感じられる写真の数々が上げられています。

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廃墟と星景自体は前々から興味があったジャンルでした。そもそも星景写真は前景が結構重要な要素のため、廃墟と星景の相性はかなりマッチングします。ただし、廃墟と星を撮影出来る場所はなかなか少なく啝 (わ)さんがいてくれたおかげで撮影の勉強にもなり色々と助かりました。

 今回訪れたところは二箇所の廃墟、一つは旧軍遺構でもう一つは車両廃墟?になります。

少しばかり写真とともに紹介したいと思います。

 

目次

 

 

旧軍遺構×星景写真

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この日はGPV予報だと18:00から快晴予報だったのですが、残念ながら予報が外れ21:00になっても雲が途切れない空模様でした。

しかし、21:30頃から徐々に雲量が減っていって初めての廃墟×星景写真を撮影出来ました。構図的には廃墟と昇ってくるオリオン座の構図にしています。本来は快晴の夜空に浮かぶオリオン座と一緒に撮りたかったのですが待てども待てども雲が減らず、結局雲ありきの廃墟×星景写真になりました。

 

旧軍遺構について、初見だとトーチカだと思っていたのですが、実は列車砲の射撃観測所として使われていたそうです。だいたいこうした旧軍遺構は落書きで汚されている事が多いのですが意外にも落書きが見当たらず中も綺麗な状態を保っていました。

 

廃車両×星景写真

「北斗七星と廃墟」

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旧軍遺構を訪れた後にもう一箇所廃車両がある場所があるということで訪れてきました。現地の天気は先ほどとはうってかわり雲が多少あるもののほぼ快晴みたいな空でした。

丁度一回地平線へと沈んでしまった北斗七星が再び昇って来ており、丁度廃車両の真上のいい位置に来ていたので一枚撮影。北斗七星ってこの位置に来るとなんだかはてなマークに見えなくもない

 

「寂れた車両と北天の空」

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星景写真構図の十八番の一つの北天の空と廃車両。天の川以外の目立つ星にはソフトフィルターを使用しているのですが、上の写真のような街灯などの強い光害があるとそっちが強調されてしまうので、使いどころが難しい。

そう言えばこの車両っぽいのはどうして放棄されたのか、そもそも車両なのかすら謎ですが畑の中にぽつんとあり非常に面白い光景でした。ただ、こうした広々とした所にある廃墟と星は様々な構図で撮りやすいのでいいですね。

 

「月光の中で」

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普段月を入れての星景写真はあまり撮らないのですが、廃車両と月と星は妙にマッチングしています。さらに月明かりにより車両全体が照らされていい雰囲気となっていました。(月明かりがあるのでソフトフィルターは未使用)

 

最後に

廃墟と星景はやっぱり合います。個人的には廃墟×星景のシリーズも増やしていきたいので今年の冬は廃墟星景写真をどんどん撮影していきたいですね。

ただ、星との組み合わせが出来る廃墟があまりないのと廃墟自体も立ち入り禁止のところがあるので注意が必要ですね…。でも、廃墟×星景写真の魅力に取り憑かれてしまった撮影でした。

 

追記

偶然ネットでこの車両と似た様な写真を見つけて調べてみるとどうやら国鉄時代の国鉄コキ50000形貨車っぽいですね。ただ、微妙に違う部分もあるので形があってるかは不明…。

それと何故畑のど真ん中に放置されているのかも相変わらず謎のままです。

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国鉄コキ50000形貨車 - Wikipedia

 

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