カメラと星景写真の日々

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【天体撮影記 第36夜】 新潟県 枝折峠の雲海と星空を追い求めて

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今回は初となる新潟県での天体撮影です。

むしろ今まで訪れてなかったのが自分でも意外だと思っているんですが新潟県片道4時間以上かかるので優先順位としては低かったんですよね。ただ、新潟県は星空撮影スポットが結構あるのでこれからは通って行きたいと思っています。(今後の交通費が思いやられる…

 

1.撮影場所の状況

まず初めに、枝折峠のご紹介ですが、標高は1065mの峠で、奥只見シルバーラインの工事用道路として舗装されています。ただ、道中の道が結構狭いので枝折峠まで行くのは結構大変でした。行き方としては国道352号から峠道を進むのとシルバーラインから峠道に入る方法があるのですが、シルバーラインから枝折峠に向かった方が道的には楽かもしれません(シルバーラインは走りやすいので)
 
また、撮影地の状況としては、まず駐車場は元々登山用に整備されているので結構な台数が停められるぐらいの広さがありますし、トイレ等も完備されていて過ごしやすい環境が整っています。でも、街からそれなりに離れているので買い物はある程度すまして置いた方がいいです。
撮影場所は近くの登山道を登った所や道路からの撮影となりますので夜間は注意が必要です。
 
枝折峠は実は雲海と滝雲で有名な観光地となっています。雲海観光マップもあって、綺麗な滝雲や雲海が見れる場所がピックアップされています。今回もそれを狙って撮影に訪れました。

2.撮影地の空の暗さ

空の暗さとしては天の川がはっきり見えるぐらいの暗さがありますが、南魚沼市魚沼市の光害の影響を若干受けます。
しかし、東〜南側の奥只見方面はほぼ街明かりがないためにものすごい暗い空を望むことが出来ます。
 

3.作例写真

作例写真になります。

 

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秋を感じさせられる芒と天の川。夏の天の川はもうほとんど沈んでる状態。

枝折峠では天の川の方角に山があるので天の川写真を撮るにはやや不向きな感じでした。

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天の川に続き北斗七星も地平線へと沈んでいく時期。北斗七星は形が好きなのでこの時期は少々寂しい

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さて、件の滝雲ですが、既に夜の21時ぐらいには上の写真のように発生していました。

滝雲を観察していたのですが、これが動きがあって面白い。激しく滝雲が発生している時間もあれば、全く滝雲が出ない時間もあるのです。

ちなみに21時の空には何も目立つ星座がなく寂しいのですがこの後は冬の星座が丁度滝雲が発生している真上に来るので良い構図が狙えそうです。

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そんなわけで時間を進めて夜の0時過ぎに撮影。場所は駐車場から移動して雲海が間近で見られる場所から撮影しています。ただ、この場所夜に誰もいなくて恐かった…。天体撮影してると闇に慣れてくるは夜目が効くようになってくる実感があるのですがどうにも慣れない。

ちなみに夜目が効くようになってくるのは間違いないですよ。面白い事に普通の人が暗くてライト無しじゃ歩けないような所も道が見えるようになります。

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「滝雲と冬の星座達」

これが撮りたかったのですがなんと残念な事に雲が発生してきました。一時的なものかなと期待していたのですがその後…

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うん全然だめだ…。というわけでこのまま朝まで晴れる事はありませんでした。

GPV的に快晴だったのですが、山の天気は本当に変わりやすい

 

あまり良い構図で撮影出来なかったので来年再チャレンジ出来る機会があればチャレンジしたい場所です。

 

使用カメラ:5DMarkⅣ

使用レンズ:

 

4.撮影地勝手にランキング

撮影地の環境:☆☆☆☆
空の暗さ:☆☆☆☆