初ヒメボタル撮影
新ブログ初っ端は星景写真のお話ではなくヒメボタルの写真のお話です。
実は写真を撮り初めてもう4年以上は経過しているのですが未だにヒメボタルを撮影したことがなく秩父方面に生息しているというお話を聞いて撮影に行ってきました。
撮影は二回行ったのですがそのうちの一回目は満月の月明かりのせいでほとんど飛んでおらず場所の確認だけで終わりました。
一方、二回目は月明かりもなくヒメボタルも飛んでくれて何とか写真に納める事に成功。しかし、二回目も気温が低いせいかそこまで数が飛んでいないため大乱舞を見る事は出来ませんでした…。
ヒメボタルとは?
ゲンジボタル、ヘイケボタルの二種類の名前を聞いたことがある方は多いと思いますが意外とヒメボタルの名前は知られてないみたいです。
ゲンジボタルとヘイケボタルと違い陸生のホタルで山間部の杉林や竹林などで一生を過ごすホタルですので一目に付きにくく出現するスポットを知らなければなかなか見る事が出来ないホタルです。陸生ホタルで森に出現するということで「森のホタル」とも呼ばれています。
また、ヒメボタルの光り方はゲンジやヘイケホタルの二種と違い点滅信号のように点滅しながら飛行します。
写真で撮影すると通常のホタルでは線状の光の軌跡になるのが点状の軌跡になります。大乱舞になった時には何枚もの写真を重ねることで黄金の絨毯みたいな光景の写真を作ることが出来ます。
ヒメボタル写真の成果
今回はその写真を狙ってヒメボタルの撮影に行きました。
ただ、初撮影とあって露出の決め方、ピントの合わせ方が非常に難しく完成した写真は一枚だけでしたが成功しました。
もう一台稼動していたカメラがあったのですがそちらは駄目でした…。
上の写真が今回撮影した初ヒメボタル写真の成果になります。飛んでた数は10匹もみたない数でしたが50枚以上の写真を比較明合成で重ねる事によって光の絨毯のようになりました。
今回使用した機材は5DMarkⅢにCanonの新撒き餌さレンズEF50mmf1.8STMになります。ボディはともかく一万円ぐらいの安いレンズでもしっかりと撮れます。
ヒメボタルを撮影してみて思った事が広角よりかは標準50mm〜85mmの画角で撮影するのがいいかなぁと思いました。(個人の好みによるとは思いますが…)
ちなみにカメラ側の設定は下のように
撮影モード バルブ撮影
Tv(シャッター速度) 25
Av(絞り数値) 2.0
ISO感度 2500
暗い斜面でしたのでISO感度と25秒間の露光を行いました。
露出はよかったのですが一番難しいのはどこにピントを合わせるかです。撮影開始が夜で事前にピントを合わせる事ができない状況でした。なのでピント合わせはホタルの光をたよりにおおよその位置で合わせ撮影し何とか上手くいった感じです。
きちんとホタル撮影をしてる人は赤いレーザーポインターを使ってピントを合わせているみたいですね。ただ、赤色のレーザーポインタよりかは緑色のレーザポインターの方がホタルの光っぽい感じで周りの邪魔にはならないかもしれません。
ヒメボタル感想
ゲンジボタルみたいなかなり明るい光ではないですがチカチカと光る感じはクリスマスツリーの電飾を見ている感じでとても綺麗でした。
そう言えば今回撮影した場所は、ヒメボタル撮影スポットのメインの場所で、有名なのですが畑の中に撮影者が入ったりゴミを捨てたりとだんだんと問題になってきてるそうです…。実際に二回目の撮影の際にはタバコを吸ってる人やヒメボタルが出てるのにライトを付けながら歩いている人もいたので今後撮影に行く方はライトやゴミの持ち帰りなどをしっかりとしていくことが今後ヒメボタルの撮影をして行く中では重要だと思いました。(もちろん自分も上記のマナー等は注意しなければ…)
次↓
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